名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS4-13 ゴキゲン中飛車(30)

2025-02-14 | 基本定跡の研究

68金型で

「超急戦」は先手が指しにくいのですが、後手が32金と妥協した場合はどうでしょうか。これは78金型よりも先手が得をするはずです。とりあえず48銀62玉69玉72玉28飛23歩

2筋の歩を交換できたのは大きいです。所司先生の解説では66歩35歩78銀54飛67銀24飛

AIに聞くと24同飛同歩78玉として、竜を作られても評価値は+151、先手ペースです。常識的には25歩を打って駒組に移るのですが

先手が玉頭位取りにした図で、評価値は+30くらい。つまらない指し方です。玉頭位取りではなくて56歩同歩同銀(左銀で)と中央で戦うほうがましです。

戻って

ここからAIに聞いてみると、96歩94歩36歩82玉78玉

後手の石田流を許さないように36歩を急ぎ、玉は素早く囲います。72銀58金上42銀66歩53銀37銀54銀35歩同歩46銀

右銀を繰り出して攻めれば評価値は+203、先手良しです。

後手が「銀対抗」の形で受けたら

67金右51飛46銀33角65歩

6筋の位を取って指します。この図の評価値は+324、先手の作戦勝ちです。

後手が64歩をついた場合は

攻撃力がないので先手は穴熊に組み替えます。この図の評価値は+495。2筋の歩を切っている効果が大きいのです。

 

 


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