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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

昔の曲を振り返ってみよう ~「恋ING」の巻~

2008-10-24 21:54:47 | ハロプロ(娘。)

 今日はこれといったハロプロネタがないので、昔のハロプロ曲を語るエッセイでも書こうと思います。ネタがない時は今後も時々、昔のハロプロ曲を語る記事を書こうと考えています。

 そんな訳で、どの曲にしようかと考えて、今の季節にふさわしく秋に発売された曲にしました。五年前の秋にMDに録音してよく聴いていた曲です。「恋ING」。

 恋ING ~モーニング娘。2004夏秋ツアーより(ハーフサイズ)~


 最近、愛ちゃんに対する風当たりが強まっています。ハロモニ@が終わり、モーニング娘。をTVで見かける機会がますます減少。この前ふと気がつきましたが、うたばんにも呼ばれなくなってしまいました。ミュージックステーションは、よっすぃ~卒業前だった「悲しみトワイライト」を最期に、それ以来出演していません。HEY×3に至っては、最期がいつか忘れました。
 そんな厳しい状況下でありながら、愛ちゃんだけはドラマ主演が決まった。他のメンバーのヲタはガッカリです。風当たりが強いのは仕方ない?かも。

 この「恋ING」も、愛ちゃんはメインボーカルを任されています。まだ、なっちがいた時代に、愛ちゃんをメインに抜擢です。そういえばこの頃、ミニモニ。が路線変更してカッコイイ系で勝負してきましたが、これも明らかに愛ちゃんに合わせた路線変更でした。
 それでも当時は今ほど荒れずに、ヲタの間では高橋愛メインな事より「恋ING」の曲の良さが話題になりました。
 歌詞は相変わらずのつんく的世界で、「パンが一つなら分け分けね~」なんていう、響き重視な言葉のはめ方をしていたりしますが、恋愛に臆病になっていた子が「訪れた幸せ」をささやかに噛み締めているという描写が、アレンジャーの作り出した優しい音色とシンクロして、良い感じの仕上がりになりました。

 これは憶測でしかありませんが、愛ちゃんはこの頃に歌詞の女の子と同じ心境にあったのではないでしょうか?自然体で力みなく、でも力強く迫ってくるボーカル。たくさんの高橋愛ボーカルワークスの中で、この曲がベストではないかと私は思います。

 この曲はメインボーカルというか、センターボーカルが三人います。高橋愛 亀井絵里 藤本美貴です。CDだと亀ちゃんの出番はそれほど長くなく、その後に歌うミキティの強いボーカルに持っていかれている感さえあるのですが、コンサートで亀ちゃんメインで歌ったバージョンは、力みがうまく抜けていて良かったです。CDだと、「腕落ちたぞ、なんて」の「なんて~」が「なんてえ~」になっているのが気になっていたのです。声の伸ばし方がまだ掴めていなかった時期なのでしょうね。

恋 ING (ほとんど亀ちゃんバージョン) ~2006秋ツアーより~

 メインボーカルは三人ですが、サビの部分は全員でユニゾンになります。このユニゾンが、サビに力強さを与えるスパイスになっていて、曲の最後にユニゾンから突然に愛ちゃんソロパートになる流れに躍動感のようなものを与えています。
 最後の愛ちゃんの「恋愛進行形~」という部分が実にドラマチックな終わり方です。気持ちも入っている感じです。

 娘。ヲタの間でも評判が良かったこの曲。でも、あくまでもシングル「GO GIRL~恋のヴィクトリー~」のC/W曲。
 確かに良い曲ではあるけれど、シングルとしては弱いのかもしれません。曲が良いだけでは駄目である。何やら、その後のモーニング娘。を暗示しているようにも思えます。熱狂的応援をするヲタだって、いつまでも「恋愛進行形」な気持ちで居続けるのは大変なのかもしれません。


 恋ING / モーニング娘。
作詞・作曲:つんく/編曲:鈴木Daichi秀行
収録盤:モーニング娘。「Go Girl ~恋のヴィクトリー~」2003.11.06 (初回盤)EPCE-5237 (通常盤)EPCE-5238

コメント
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