私はブログ記事用にいくつかネタをストックしていて、ニュースなどない時にストックを頭の片隅から引っ張って記事を書いたりしています。ニュース以外でも、TVやラジオから面白ネタを引っ張って書く事もあり、今日は昨夜の℃-uteラジオでの血液型話で書こうと思っていましたが、気が変わりました(苦笑)。血液型の話は明日以降書く事にします。そんな気ままな自分の血液型はAB型。亀ちゃん、マイマイ、のっちと同じです。
今日、電車の中で久しぶりにiPod miniでモーニング娘。の「愛の第6感」を聴いていました。このアルバムを引っ提げて行われた2005春ツアーは、ツアー中にリーダーが交代するというハロプロ史上前代未聞な展開になりまして、リーダー交代二日目となった群馬県前橋公演を観に行った私は、開演前に新リーダー吉澤ひとみさんのお詫びの挨拶とメンバー全員の謝罪を見る事になりました。
このようなネガティブな思い出もありましたが、この春ツアーは大変面白く、特に福井公演を観に行った事は旅の思い出と合わせて、素敵な思い出になりました。
(その福井遠征の思い出について書いた記事三部作)
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/53df66bfbe9fea6c4c5179913d518e4a
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/2bd847c11c46325abea47a47facbb149
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/02b16ea6efa374ed4cf3f9039382e44f
何だかんだでこのツアーを楽しかった思い出にしているのは、アルバムの出来によるものが大きいと当時から感じています。この「愛の第6感」には良曲が揃っているのですが、中でも一番好きな歌が「声」です。
アルバムの曲順としてはラストではないのですが、この曲の後に来るのはミュージカルで歌われた楽曲二曲と、企画物的な曲かしまし物語2とあって、実質「声」がアルバムのエンディング曲になっています。
「声」はどんな曲なのか? ご存知ではない方は、この動画をご覧ください。
[Live 2006.10] Koe - Risa with Ai & Ai with Risa
http://www.youtube.com/watch?v=ls5neFiyqSg&fmt=18
ソロバージョンしか見つけられませんでした。なので、ようつべにあったCD音源(気に入ったら買ってくださいね)。
http://www.youtube.com/watch?v=ExuMtcrnMw4
出だしのガキさん、最後の愛ちゃんの高音がとても素敵で大好きです。
今日、私は電車の中でこの曲を聴いていて、さすがに泣きはしませんでしたが、泣きそうな気持ちになりました。
この曲は、2005春ツアーでは普通にステージで歌われましたが、2005秋ツアーではインストゥルメンタルversionが終演後の客出しBGMに使われていました。帰る時にこの曲を聞きながら会場を後にする事になる訳です。曲がしんみりとしているため、なんか宴の後の寂しさのようなものを感じてセンチな気分で帰宅へと向かうパターンになる曲でした。特に秋ツアー千秋楽は、「帰りたくない」ような気分になったものです。
その日、知人にチケットを用意してもらい、東武伊勢崎線を乗り継いで前橋までやってきた私は、オレンジ色の亀井絵里Tを着たSさんの隣で黄色の高橋愛Tを着て、ファミリー席からステージを見つめていました。
一年分の色んな思い出を客席側から発した熱気溢れるアンコールは、最近のハロプロ関係で多発している千秋楽サイリウム祭などという平坦な感動とは明らかに異なり、私の心をナーバスにしました。思い思いの「一年お疲れ様」メッセージをパフォーマンス表現してアンコールを叫ぶ観客、一年を走りきった充実感からか清々しい笑顔を魅せる娘。メンバー。私の心には、ステージと客席がセットになって記憶に焼き付けられたのです。
前橋駅へと向かう道、私の脳裏には先ほどの観客の熱い声と、ステージからのメンバーの感激の声が何度もリフレインしていました。
高崎駅から新幹線に乗り換え、真っ暗な関東平野の夜景を眺めながら「愛の第6感」を一人聴いていたら、やがて曲順が「声」になりました。もう、イントロを聴いただけで頭の中に先ほどの会場の風景が広がっていきます。サビの「声を聞かせてほしい~」を聴いているあたりから、激動のハロプロだった2005年がフラッシュバックされ、気持ちは千秋楽というより大晦日になっていくのでした。
2005年は色々な事がありすぎでした。娘。のリーダーが二回も変わり、実質五期六期中心のグループとなった。時代の入れ代わりを告げるようにBerryz工房が台頭してきて、着実にヲタ人気をシフトさせている。その陰で、ユニット名名無しだったキッズの七名に℃-uteという名前が付いて、秋に東京で行われたハロプロの先輩方のコンサートに前座出演を果たした。そして、Berryz工房から一名卒業生が出た。
私は高崎から東京へと向かって走る新幹線の窓に時折映る埼玉県辺りの畑の中の灯りを見つめながら、行き先の見えないこれからのハロプロに不安を感じながら「声」を聴くのでした。
あれから三年という月日が立ちました。三年前に今の状況は、多分自分は予測出来ていなかったと思えます。今もコンサートの帰りに「声」を聴いたら、あの夜感じた「宴の終わりの寂しさ」を感じるのでしょうか?