夏の歌が聴きたい。夏の歌が見たい。ハロプロは夏をテーマにした歌がそれほど多くないです。数えてみればそんな事はないのかもしれないけれど、自分の中にある固定観念「アイドルは夏に夏をテーマにした歌をリリースする」というものが作用して、それがあまりないように見えるハロプロの活動が、実数より少なく見せているようにも思われます。
話は変わります。自分は地理ヲタなのでアイドルの出身地が気になるし、そういうデータはすぐ頭に入ります。STKではないから番地とかまでは知らなくてよいけれど、出身地の市町村くらいは知りたい。
アイドリング!!!で自分が推しているメンバーの一人が、北海道北見市出身と少し前に知りました。北見市というと、今は解散してしまいましたがWhiteberryの出身地です。彼女達の歌がなんとなく聴きたくなってくるのは今が梅雨真っ盛りで、基本的に梅雨のない北海道への憧れが強いからなのかなと思ってみたりします。
Whiteberryのヒット曲に「夏祭り」という曲があります。「君がいた夏」を思い出しながら、楽しかったあの頃を歌う一曲。夏という季節は始まりと終わりが印象的な季節。その印象度は他の季節を凌駕しています。クリエイターにとって物語を作りやすい季節。
夏休みが春休みや冬休みより長いのは、暑くて勉強にならないからというのもあるだろうし、それが一番の理由かもしれないけれど、物語性の強い季節に青春の想い出を刻んでもらうために、教育委員会だか文部科学省が配慮してくれているのかもしれないと思う時があります。
夏休みは歌に出来るようなテーマや物語に溢れている。短くも熱い夏という季節は、全盛期が決して長くはない女性アイドルというジャンルにもイメージが重なります。
なのに、ハロプロは夏や夏休みを歌った歌が少ない。やっぱり、そう感じてしまいます。
ああ、ハロプロにももっと夏の歌を増やしてほしいな。そんな事を思っていたら、天の声(?)が聞こえてきました。Berryz工房があるだろうと。
そうです。ハロプロに於いてはBerryz工房は夏の歌が多い。夏の歌を集めたミニアルバム(夏夏ミニベリーズ)という作品もあるくらいです。あのミニアルバムも良かったですね。
個人的印象では、1stアルバムも夏の一枚というイメージがあるのですが、そんな1stアルバムに収録されている曲の中では、「恋はひっぱりだこ」が好きです。イントロの盛り上げ感とか、サビの弾け感が素晴らしい。夏しています。夏休みしています。
恋はひっぱりだこ
http://www.youtube.com/watch?v=IHIOWulMFh4
夏らしい曲といえば、2ndシングルのC/W曲である「夏わかめ」もありますね。
夏わかめ natsuwakame
http://www.youtube.com/watch?v=FV8V6WNd0o0
ただ、ただ楽しく可愛くな一曲。変なタイトルとは裏腹に、シンプルに楽しさ追求型な歌詞。こういう直球はアリだし、最近のハロプロからはあまり見られなくなった手法と言えるかも。
デビュー以来、楽しく可愛くを曲げすぎずに発信していったからこそ、Berryz工房はさいたまスーパーアリーナで公演出来るくらいの熱狂的なヲタが付いた。女性アイドルという夏を思わせるジャンルに、明るく輝き続けるメンバー達。
そんなメンバー達の輪の中、真ん中にはいないけれど、ひたすら明るい笑顔なあの子がいます。直球な明るさで輝く笑顔。
昔も今もこれからも。明るく力強い笑顔がチャームポイント。須藤茉麻ちゃん、今日18歳になりました。おめでとうございます。