フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

アイドルバラエティのあり方

2010-10-10 22:20:30 | ハロプロ2010
 昨夜から日テレで「アイドルちん」というアイドル番組が始まりました。ももいろクローバー、中野腐女子シスターズ、Tomaton' Pine、グラドルの方々四名(元アイドリング!!!1号およびリーダー加藤沙耶香さんもいました)の計20名がレギュラー。第一回目という事で見てみましたが、内容的には今一つ。30分を「だるまさんが転んだ」で費やすとか勿体無い。完全にアイドルのキャラクターに頼った作りで、困った時はセクシーショットという安易さ。それでいて、番組の主導権は芸人にあるという内容。せっかく、ももクロちゃん初の地上波レギュラーという事でアイドルヲタに注目されていた番組だったのに、ちょっとターゲットを見誤った感がありました。

 番組公式サイト
http://www.ntv.co.jp/idolchin/

 今、AKBの影響で十代のファンが女性アイドル現場に目立つようになってきました。ももクロちゃん現場もそうだし、スマイレージが先週行なったイベントも観覧無料という参加しやすさもあって学生年代のファンが多かったと聞きました。
 そういう時代の空気を掴んで、その年代のアイドルファンもターゲットに含めたアイドル番組を作らなければいけません。深夜だからお色気的なものもあれば視聴者が喜ぶだろうなんて、制作サイドはアイドル人気のリサーチ不足。十代の女性アイドルファンには女性ファンが多い。かわいらしさを前面に押し出しつつ、面白さもガンガン出していく。勿論、主役はアイドル達です。芸人ではありません。

 今に思えば中高生は勿論、小学生から大人まで楽しめた昔のハロモニは良かったですね。ハロモニが面白かったのは、モーニング娘。によるモーニング娘。のための番組であった事。主役はモーニング娘。だった訳です。アイドルバラエティはそういう風にアイドルが主役でなくてはと思います。
 AKBの番組は、(評判ほどには自分は面白いとは思わないのですが)ちゃんとAKBが主役ですね。MCの芸人はいるけれど必要以上には目立たない。AKBメンバーが目立つように配慮されています。視聴者はAKBを見たいのだから、これならストレスなく楽しめます。
 そのAKBINGO!がアイデアを参考にしているんじゃないか?という声もあるアイドリング!!!も、MCとして芸人と女子アナを置いていますが主役はアイドリング!!!メンバー。MCのバカリズム升野さんは話を振ったり繋いだりの役目で、オチどころはメンバーで落としています。そうする事でメンバーのキャラが伝わりやすくなります。
 アイドリング!!!を見ていて感じるのは、メンバーのリアクションやトークへの絡み方。この辺りはスタッフの教育がしっかりしているのか、全員の意識がまとまっていると感じます。
 そんなアイドリング!!!の地上波放送が来週の放送からネット局が三局(北海道文化放送、東海テレビ、関西テレビ)増えて、従来のネット局と合わせて全国規模のネットになるそうです。
http://blogz.fujitv.co.jp/idoling/index.html

 ハロプロのレギュラー番組の場合、ネット局の規模もどうにかしてほしい点ですが、もっと問題な点があります。それは、AKBやアイドリング!!!の番組があくまでもアイドルが主役である事に対して、今放送されている「美女学」はハロプロが主役と言い難いという事です。
 スマイレージや真野ちゃんのコーナーはメンバーが主役だから問題ないのですが、娘。ベリキューメンバーによるコーナーが問題。何かを体験したり見学したりという内容ゆえに、指南したり案内したりする人がいて、メンバーはまるで先生に引率された生徒みたいな関係になっているのです。これは、指南役が主でメンバーが従の関係になっているからで、それはそのままメンバーが聞き役くに収まってしまうという消極的な立ち位置になってしまう訳です。
 思えば「美女放談」もそうでした。これは作り手側がハロプロメンバーを一人前扱いしていないからなのか?と言いたくなります。番組制作スタッフには、そのあたりをもう少し考えてほしい。もっとメンバーが自ら前に出て来て喋り、笑う番組であってほしい。

 やはり、アイドルバラエティと看板を掲げている以上は、アイドルが前に出て活躍をするバラエティであってほしいですね。「アイドルちん」は、まだその点が物足りなく感じました。芸人がアイドルをコントロールし過ぎては面白くないですよ日テレさん。
コメント (4)
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