菅谷梨沙子が朝からテレビに出る。おはスタに。月曜日は祭日ゆえに起きられず見逃した私は、気持ちを切り換えて火曜日の朝、おそるおそるテレビのスイッチをつけた。(おそるおそるなのか!)
黒いノースリーブドレスに身を包み、朝から惜しげもなく二の腕を見せつける梨沙子、いや衣舞様は鋭くも眠そうな目でこう言った。「わかったわ」何がわかったと言うんだ?テレビの前で、まだ半分寝ている頭の自分は別人に変身中の梨沙子を見ながら心でそうつぶやいた。
わかったのは、歌を歌ってあげるから皆の衆お聴き!という意味だった。偉そう、いや澄ました顔で喋っていた衣舞様は歌になったら梨沙子に戻っていた。
「ああ、高音は苦手なんだよなあ」
私もすっかりテレビに映る女性は菅谷梨沙子なのだと思いながら見つめている。
おはスタ 2010/10/11 イブ様 エレガントガール
歌い終わって再び衣舞様に変身した梨沙子は、頑張って菅谷梨沙子を消そうとする。隣で三日月笑顔を見せる委員長が良い意味で「小川真奈」を同時に映し出しているのと比べると、随分と作り物っぽさが漂う。成りきる自信がないのなら開き直っておがまなみたく、素をチラチラ見せればいいのだ。
隣で茶色い髪が板についてきた久住小春ちゃんが、「私はもう月島きらりじゃないから気楽だな」と言わんばかりに、ひたすら無邪気に笑っていた。
Berryz工房の新曲はまたイナズマイレブンの歌だそうだ。もう勘弁してくれと内心思っているのだけれど、きっとメンバーもそう思っているよね?と同意を求めたいくらい。今にして思うが、月島きらりが成功したのは、モーニング娘。の小春が月島きらりとは別人だったから。アニメでどれだけキャラを演じても、「帰る場所」があったのが小春。
梨沙子はきっとアニメの仕事には気合いを入れて臨んでいる筈だとは思う。だけれど、今の梨沙子は「帰る場所」までアニメの世界のBerryz工房なのだ。どこに帰ればいいのだ?
Berryz工房がイナズマイレブン関連シングルを出してきた間はバランスをとるために、シングルのもう一曲を普通のアイドルポップスに仕上げてA面扱いにしてPVも制作してきた。その一連の曲はなかなか評判が良い。でも、騙されてはイケナイ(苦笑)。Berryz工房シングルの楽しみの一つ、「C/W曲が良い」という楽しみが奪われたまま一年半近く経ってしまった事を。
私のiTunesにある「Berryz工房カップリング集」は一年半近く曲が増えないままなのだ。イナズマイレブンに逆恨みの一つもしたくなるというものである。
何かのキャラを演じるという事は結構大変。日頃、アイドルとして事務所設定に忠実であるところに、更にアニメ仕事でキャラを使い分けるのは本当に大変な事だと思う。
先駆者である小春やおがまなは天才でもあるけれど、梨沙子はどうか自分のやり方で使い分けをしていってほしい。ムリすんな梨沙子と肩を叩いてあげたい今日この頃なのだ。これは、声優菅谷梨沙子にダメ出しをしているのではない。大きな期待を込めて、新たなスタンダードモデルを梨沙子に見たい気持ちを表現しているのだ。答えはひとつ、菅谷梨沙子を出来るのは世界でただ一人、菅谷梨沙子しかいないのだから。
黒いノースリーブドレスに身を包み、朝から惜しげもなく二の腕を見せつける梨沙子、いや衣舞様は鋭くも眠そうな目でこう言った。「わかったわ」何がわかったと言うんだ?テレビの前で、まだ半分寝ている頭の自分は別人に変身中の梨沙子を見ながら心でそうつぶやいた。
わかったのは、歌を歌ってあげるから皆の衆お聴き!という意味だった。偉そう、いや澄ました顔で喋っていた衣舞様は歌になったら梨沙子に戻っていた。
「ああ、高音は苦手なんだよなあ」
私もすっかりテレビに映る女性は菅谷梨沙子なのだと思いながら見つめている。
おはスタ 2010/10/11 イブ様 エレガントガール
歌い終わって再び衣舞様に変身した梨沙子は、頑張って菅谷梨沙子を消そうとする。隣で三日月笑顔を見せる委員長が良い意味で「小川真奈」を同時に映し出しているのと比べると、随分と作り物っぽさが漂う。成りきる自信がないのなら開き直っておがまなみたく、素をチラチラ見せればいいのだ。
隣で茶色い髪が板についてきた久住小春ちゃんが、「私はもう月島きらりじゃないから気楽だな」と言わんばかりに、ひたすら無邪気に笑っていた。
Berryz工房の新曲はまたイナズマイレブンの歌だそうだ。もう勘弁してくれと内心思っているのだけれど、きっとメンバーもそう思っているよね?と同意を求めたいくらい。今にして思うが、月島きらりが成功したのは、モーニング娘。の小春が月島きらりとは別人だったから。アニメでどれだけキャラを演じても、「帰る場所」があったのが小春。
梨沙子はきっとアニメの仕事には気合いを入れて臨んでいる筈だとは思う。だけれど、今の梨沙子は「帰る場所」までアニメの世界のBerryz工房なのだ。どこに帰ればいいのだ?
Berryz工房がイナズマイレブン関連シングルを出してきた間はバランスをとるために、シングルのもう一曲を普通のアイドルポップスに仕上げてA面扱いにしてPVも制作してきた。その一連の曲はなかなか評判が良い。でも、騙されてはイケナイ(苦笑)。Berryz工房シングルの楽しみの一つ、「C/W曲が良い」という楽しみが奪われたまま一年半近く経ってしまった事を。
私のiTunesにある「Berryz工房カップリング集」は一年半近く曲が増えないままなのだ。イナズマイレブンに逆恨みの一つもしたくなるというものである。
何かのキャラを演じるという事は結構大変。日頃、アイドルとして事務所設定に忠実であるところに、更にアニメ仕事でキャラを使い分けるのは本当に大変な事だと思う。
先駆者である小春やおがまなは天才でもあるけれど、梨沙子はどうか自分のやり方で使い分けをしていってほしい。ムリすんな梨沙子と肩を叩いてあげたい今日この頃なのだ。これは、声優菅谷梨沙子にダメ出しをしているのではない。大きな期待を込めて、新たなスタンダードモデルを梨沙子に見たい気持ちを表現しているのだ。答えはひとつ、菅谷梨沙子を出来るのは世界でただ一人、菅谷梨沙子しかいないのだから。