スポーツチームを応援している人ならばよくわかると思うけれど、年月とともに世代交代という時期がやってくる。その周期はスポーツジャンルによって違うけれど、アイドルグループもスポーツチームと同じように世代交代をしなくてはいけないタイミングがあって、そこを間違えると人気は萎んでいく。
今に思えば、いわゆるプラチナ期というものはメンバーを変えない事でクオリティや、まとまりを高める事には成功したけれど、人気獲得という面では世代交代がうまく行えず停滞したという時期でもあります。
アイドルに於いてスポーツの勝敗に相当するものが売上とかになるのであれば、この期間は負けが多かったという事になりますが、実力であるとか、観に来る人の顧客満足度はかなり高かったと思います。そして、そこで培ってきたカラーが今に繋がっている。
メンバーの世代交代は出来ず、その点を犠牲にしてメンバー固定で作り上げた新たなセールスポイントやグループのカラーが、それまでのものとは代わり、それはすなわち「イメージの世代交代」をしたような形になったと今は思います。
「新生」というキーワードにワクワクしながら、そのキーワードに寄ってくる新規ファンを嬉しく思いながら、新生に至るにはそこに行きつくための下地を作ってきた期間もあった事を振り返ってみたいものです。