再び湾岸スタジオ内に入り、「Bitter & Sweet」を観るために今回初めてDOLL FACTORYに入る。ENJOY STADIUMどの違いは、キャパシティ的にはあまり変わらず、ステージ上のモニターもなく電飾も抑え気味になったのでほとんど差はない。強いて言えば、出演している人がDOLL FACTORYのほうが知名度がある人かな?というのが違いと言えそう。その後の流れでもENJOY STADIUMの方があまり規制もかからずスムーズな入場が出来ていた印象。
早いもので正午を過ぎた。不思議とお腹が空かないのは毎年のことである。ステージが楽しくて神経がそこに行っているのかもしれない。
スタッフによるキーボードのセッティングが終わり、ステージに田あさひちゃんと長谷川萌美ちゃんが出てくる。見た目も歌声も間逆な雰囲気の二人だけれど、だからこそかハモリがとても綺麗。透き通るようなあさひボイスと中低音にパワーのある萌美ボイスが重なると、とても厚みのある声になる。
二人の仲についてはヲタの間で色々と憶測も飛んでいるようで、実際のところステージ上で言葉をうまく絡ませて弾んだトークが展開される事もなく、当たり障りのないMCタイムになっている。トークでは歌声のように素敵なハーモニーとはならないようだ。
でも、それは些細な事なのだ。再び歌が始まれば二人の声は素敵にシンクロして綺麗なハーモニーとなっていく。これがプロというものなのだなと私は感激した。二人はトークのプロではなく歌のプロなのだ。
ミディアムテンポな曲(Bitter & Sweet)では優しい歌声が響き、アップテンポな曲(インストール)では勇ましい歌声が響く。その響きには不協和音なんてない。ビターとスイートとは、二人の持つ個性を表した名前だと今まで思ってきたけれど、曲の世界を意味する言葉でもあったのかと気づいた。表現出来る歌の世界の広さを表している。
ステージが終わり、二人ともいい笑顔になっていた。トークでも触れていたけれど、アイドルのステージならではのきらびやかな装飾が二人のテンションを上げてステージに弾みがつき、そのテンションがいい笑顔に繋がったのだとしたら良いな、なんてことを思った。
案外、ステージを重ねていくにつれて良いデュオになっていきそうな気がする二人。Bitter & Sweetとは良い名前をつけたのかもしれない。
Bitter & Sweet 『インストール』 (MV)
Bitter & Sweetはアップフロント系列の事務所所属です。当ブログの記事のカテゴリー「ハロプロ」は「アップフロント所属」という意味を持たせているので、カテゴリーは「アイドルetc」ではなく「ハロプロ(ユニット)」にしました。