~前回の続きです。曲名には動画リンクが貼ってあります~
昼食から帰ってきた自分達は、品川プリンスホテルの宴会場へと向かいました。24F宴会場に設けられたイベントステージにグラビアアイドルが来てトークショーをするというもの。参加アイドルは、西田麻衣さん、小池唯さん、吉木りささん。ホテルの入口前に来るとワインレッドの衣装を来たアイドルグループが歩いてました。誰かはわからないのだけれど、笑顔で手を振ってくるので、こちらも手を振り返します。平均年齢18歳くらいかなと推測するそのグループを見送りエレベーターへ。
13:15から開始されていたグラビアアイドルイベントを少し観たあと、22Fに移動。こちらでは、いわゆる地下アイドルと言われる子達を始め、フレッシュアイドルのライブが行われています。イベントステージは椅子が用意されていましたが、こちらのフロアはオールスタンディング。
~ホールステージ(品川プリンスホテル宴会場) スマッシュプレイライブ~
ライブは13:30から既に始まっていて、ステージには秋葉原のアイドルライブハウス
「ディアステージ」に出演している子達が上がり歌っていました。ディアステージはAKB48劇場から中央通りを挟んで徒歩1分くらいの、PCパーツの店が並ぶ道にあるライブハウスです。ステージにはグループアイドル、ソロアイドルと入れ替わりにメンバーが登場していきました。ソロの子は先ほど歩いている途中でチラシ配りをしていたのを見かけましたが、田中れいな風な雰囲気でアップテンポな可愛い系ナンバーを熱唱。
ディアステージの子達は全般的にアップテンポなノリノリ系ソング、いわゆる「ヲタ芸しやすい曲」を見せてくれました。自分がイメージする地下アイドルそのものという感じで、観ている分にはなかなか楽しいものです。歌唱力、ダンスもまずまず。
このライブ、ディアステージが既に四組目の出演者だったようで、会場のノリはだいぶ出来上がっていた訳ですが、面白いのはお目当ての子が終わると後ろへ下がり、次のアイドルのお目当ての人が前に来るという観覧場所の入れ替えがスムーズだった事。
こういう観覧の仕方は地下アイドルではマナーとして定着しているそうで、ライブハウスで色んなバンドが出て行う「対バン形式」のライブで、ロックファンも行なっています。
今年のGWにお台場フジテレビ前でハロプロが「対バン形式」のライブを行いましたが、この時はお目当てがスマイレージだろうが℃-uteだろうが入れ替わりはなく、一度キープした場所は俺のものだ状態でした。ハロプロの場合はDDも少なくないので仕方がないのと、ハロコンで色んなグループを楽しむスタイルがヲタに染み付いている事が理由でしょうか。そういうスタイルに慣れた身には、お客さんのポジションが入れ替わるというのは新鮮でもあります。
13:50。続いて登場したのは10人組グループ
「アフィリア・サーガ・イースト」。RPGみたいな名前なので印象に残り、TIF公式サイトが開設された当初から名前は憶えていました。白と黒のドレスで登場。
これも秋葉系なのかと名前と衣装で決めつけ、ノリノリアップテンポヲタ芸サウンドを予想していたところ、まさにRPG風な幻想的なサウンドに乗せて合唱スタイルと意表を突かれました。
My White Ribbon/アフィリア・サーガ・イースト
(ニコニコ動画のアカウントを持っていなくても再生出来ます)
振り付けもちゃんと作ってフォーメーションに合わせて動き、その振り付けもゆったりした動きに統一されています。サウンドもアマチュアっぽさがなくなかなか厚みがあり、「ああ、この子達は限りなくメジャーに近いインディーズなんだ」と感じました。
三曲目はアップテンポノリノリヲタ芸系で、確かイントロではヲタがMIXを入れていました。まあ、今やMIXはアイドル応援のスタンダードになりつつあります。先ほどのディアステージもあったし、午前のももクロちゃんの「ツヨク ツヨク」でもありました。
このアフィリア・サーガ・イーストが気になったので帰宅後YouTubeで調べていたら、この三曲目の曲は家庭用ゲーム機Xbox360のソフトのメインテーマだったのでした。
「ワタシ☆LOVEな☆オトメ!」という曲です。
このグループ、事務所がゲームサウンド系の所らしく、コンセプトが
「魔法学園のアイドル」だそうです。アイドルとゲームが好きな人にはオススメです。
続いて出てきたのは
「ぱんだれこーず」。被り物アイドル
桃知みなみちゃんもいます。
ぱんだれこーずというユニット自体は先日解散が発表されたそうで、自分にとって最初で最後のステージ観覧。被り物一人、涼宮ハルヒを思わせる制服少女二人が奏でる電波ソングは抱腹絶倒級。マイクから思い切り口を離し口パクを隠そうともしないハルヒな二人。桃知みなみは被り物だから声は発しませんから、これまた口パク丸わかり。
ここまでやると、開き直りとパロディと某国民的な方々へのアイロニーさえ感じ、インパクト十分。たった一曲で終わりましたが、それだけでも強い印象が残りました。
続いては
「ぷよぷよアイドリング!!!」です。
持ち歌である
「ラブマジックフィーバー」で会場はヒートアップ。この曲の作詞は青木さやかさんです。意外な才能にビックリですよね(失礼)。
二曲目は、メンバーの菊地亜美さんが
「大好きなモーニング娘。さんの曲を歌います」と前フリして
「ザ・ピ~ス」をカバー。石川さんのセリフもあみみ(菊地さん)が務めました。会場は更にヒートアップ。フリコビ出来る人も多数。かなり前方は密集していたので、気温も急上昇。誰もが知るようなスタンダードナンバーっていいものですね。ちなみに、歌もダンスもなかなかで、原曲と比べてもそれほど見劣りしない出来。
ラストは、フリフリアイドリング!!!と同じく、他の派生ユニットのカバー。ときめきアイドリング!!!の
「手のひらの勇気」です。川嶋あいさんが書いたこの曲の優しい戦慄を、コミカルな衣装で歌うぷよぷよアイドリング!!!の皆さん。そのギャップが面白い。しかし、歌の方はあくまできちんと芯の通った歌声になったのは、メンバーの中でボーカルワークに定評がある河村唯さんを始め、他のメンバーも「単なるコミカルには終わらない」という意地を見せたからではないか?そう感じました。
色んな立場のアイドルが個性と意地をぶつけ合う。今回のイベントのまさに「無差別級対決」な部分が発揮されたステージでした。
~次回、カントリーアイドル編~
TIF TV(ユーストリームでオンエアされたインタビュー動画)
西田麻衣 吉木りさ
http://www.ustream.tv/recorded/8765491ディアステージ
http://www.ustream.tv/recorded/8772536 アフィリア・サーガ・イースト
http://www.ustream.tv/recorded/8764150 桃知みなみ 水月桃子
http://www.ustream.tv/recorded/8793668