フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

駆け抜けてゆく夏の終わり

2010-08-20 22:45:12 | ハロプロ2010

 今夜はなんだか涼しい風が吹く夜でした(@神奈川)。もう夏は終わりに近づいているのかな?暑かった夏がやがて終わり、秋がやってくる。女性アイドルというものは「夏」または「夏休み」みたいなものであるという持論の自分が、季節の変わり目が少しずつ近づいてきているという事に敏感になりつつ、もう少しアイドル達が輝いていられますようにと、夏の星座にお願いします。まだ、夏休みは終わらない。

 なんだか、今日は文章を書く気分ではないので、動画を貼る企画で行きます。少し文章を書くテンションを上げようと、録画した5/30のMJをまた観たのですが(苦笑)。っていうか、このMJを見返すの何度目だ自分?(笑)。「えむじぇ~↑」by佐々木彩夏。

 せんこう花火 道重さゆみ

 モーニング娘。の2ndアルバムに収録されている名曲。元曲はなっちのソロですが、こちらはさゆバージョン。歌がアレですが、なんか切ない感じはなっちバージョンに通じます。映像も割といいですね。田舎の夏休みを思い浮かべながら。場所は室蘭でも宇部でも。

 タイトルに「夏」が着くアイドルソングを探していたら、つんくPの好きなこの人の歌を発見。いい歌ですよね。これをPが見て目が覚めてくれたら。

夏色片想い 菊池桃子

 つんくPは菊池桃子さんの握手会に参加した事があるそうです。

 自分の好きな夏のアイドルポップスを紹介しましょう。カラオケでもよく歌う曲です。

夏空のDreamer CoCo (CD音源)

 事務所はプロダクション尾木で、レコード会社はポニーキャニオンという、渡り廊下走り隊の先輩。その組み合わせなら、アイドリング!!!の横山ルリカさんや河村唯さんの先輩でもあります。
 スマイレージに合いそうだと思える曲です。

 ここでちょっと趣向を変えてみましょう。夏と言えば海という事で、海で検索していたら発見しました。

魔女の宅急便ー「海の見える街」/Kiki's Delivery Service-「a seaside town 」

 映像が甦ってきます。エンディングのユーミンの歌も良かった。

やさしさに包まれたなら 荒井由実

 70年代の歌が好きです。音色が優しいから。もう一曲、70年代の曲を。

夏の終り / オフコース

 出だしの歌詞が好きです。誰もがそう感じる時があるのではないでしょうか。

 アイドルソングに軌道修正します。80年代へ。

おニャン子クラブ 夏休みは終わらない(LIVE)

 なんか秋元Pは昔も今も変わらんなあ。と思ったのはいきなりビキニが出てきて、♪ポニーテール~を連想したからです(笑)。それはともかく、良い曲ですね。もう少し綺麗な音質と画質で見てみましょう。一気に2000年代へ。

夏休みは終わらない アイドリング!!!

 映像は去年のものです。菊地亜美さんが思いっきり歌詞を飛ばして更に間違えています。

 そして、この歌を突然思い出しました。

海へ行こう~Love Beach Love~ チェキッ娘

 やはり脳裏に♪ポニーテール~と浮かんでくるという(苦笑)。
 なんだか、「おニャン子クラブ~CoCo~チェキッ娘~アイドリング!!! 歴代フジテレビアイドルの動画を観よう」みたいな記事になってしまいましたが、まあ夏のお台場は暑いのは確かです。
 最後に貼るのはやはりハロプロにしておきましょう。去年の夏、お台場フジテレビ前のステージでこの曲を歌う真野ちゃんは可愛かったです。

はじめての経験(Dance Shot Ver) / 真野恵里菜

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悲しきアンダーガールズ

2010-08-19 21:59:17 | ハロプロ(エッグOG&研修生)

 今年握手したハロプロメンバーで印象的なのは誰か? 自らが手を振りながら迎えてくれて、さゆTを着ているこちらに笑顔満面(でも会話の途中で係員が強烈な剥がしを敢行)で、思わず脳内で「♪ももいろの~ももいろの~」とレインボーピンクが再生されるくらいなフワフワ握手だった道重さゆみちゃん。3000人ほどの長時間握手を労う言葉を掛けたらいきなり「おお~。バイバイ」とお茶目に口を縦につぼめながら手を振ってくれた嗣永桃子ちゃん。そして、こちらの「応援しています」という言葉に、前のめりな体勢で凄く嬉しそうに力強く手を握って何度も頷いたハロプロエッグの古峰桃香ちゃん


 こみねっちが何の正式発表もないままフェードアウトしてから今年の夏が始まり、まだ暑い夏が続いています。エッグ新人公演も、ハロプロコンサートにも、汐留のエッグイベントにも、こみねっちの姿はありません。いつも力一杯踊り、満面の笑顔を浮かべていた彼女。歌やダンスが大好きで、声援を受ける事が大好きだった彼女。こみねっちと握手をして、こみねっちに何かしらのメッセージやエールを送った人は皆、その何倍ものリアクションを受けている話は聞きます。
 「アイドルがファンに媚びを売るのは当然。特にデビュー前の新人は尚更」そういう意見もありましょうが、彼女も、他のエッグメンバーも皆真剣です。エッグメンバーとの握手で不快な思いをした事は一度もありません。先輩で言うなら、桃子舞美を思わせる力一杯な握手をみんな大事にしている。アイドルはファンが支え、それを受けてアイドルはファンを楽しませる。それは理想のカタチ。


 ハロプロエッグは11月の新人公演をもって限体制が終了してしまう訳ですが、みんなどうなってしまうのだろう?
 今日、プロデューサーから「ハロプロエッグもモーニング娘。9期オーディションに参加出来る。書類審査となる一次審査は免除する。年齢は10~17歳のメンバー」と発表がありました。これで吉川友ちゃんの娘。入りは年齢条件で消えました。やはり、一度オーディションの最終審査で落とした人は意地でも入れない。そんな風にも見えなくない。
 そして、エッグが免除されるのは書類審査だけ。これって今までやってきた事は経歴にもならないし、参考にもしないという事ですね。なんという仕打ち。

 こみねっちは、こうなる事がわかっていたからフェードアウトしたのでしょうか?いつも瞳を輝かせながら応援に応えていたこみねっち。いつデビュー出来るのか?入れるグループはあるのか?そんな不安もあったと思います。それでも、ステージでは笑顔。
 だからこそ、エッグで同期の真野ちゃんが、女性アイドルとしては遅咲きな18歳でデビューしたのは彼女にとっては励みであったと思います。そういえば、真野ちゃんもファンとの握手の丁寧さには定評があります。

 ファンの応援を大切にしている子、大切にしている子達。そんな子達は、作り手から軽く扱われるような存在なのでしょうか? 大事なのはファンサービスより歌やダンス。それもわかりますが、ステージだけちゃんとやっていてもファンは増えない時代。ハロプロ外の人達は、ファンサービスもステージも両立させようと努力しています。それが2010年夏のアイドルのスタンダードです。


 こみねっちは今、どんな夏を過ごしているのですか?今までレッスンや仕事で夏をエンジョイ出来なかった分、普通で楽しい夏休みを過ごしていたらいいなと思います。
 そして、またいつかどこかのステージで、笑顔いっぱいで踊る姿を観られたら…。その時はまた「こみねっち!」と叫ばせてください。

 今回のBGM
BONNIE PINK 「鐘を鳴らして」【PV】

 

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Danceでなんちゃら

2010-08-18 19:03:42 | ハロプロ(℃)

 ℃-uteの新曲「Danceでバコーン!」のPVが公開されました。
http://www.youtube.com/watch?v=XWv4PPJLQN4

 また今回も「怒り爆発モード」で書こうとしても、もはや力が抜けました。

 今回の曲、良く言ってみるとこんな感じでしょうか。「ライブで盛り上がりそう」、「℃のイメージに捉われず新たな魅力を引き出した」、「タイトル通り、ダンスが爆音している」、「岡井ちゃんのお茶目な表情がかわいい」。
 悪く言うのは簡単で、その逆を書けば良い感じ。「ただノリだけの中身の薄っぺらい作り」、「℃の持っている育ちの良さを感じるキャラを無視した、作り手の押し付けな世界観」、「お尻を突き出して振るダンスがひどい」、「メンバーに無理してる感が見える」。

 悪い方の感想に力が入っているように見える?それは気のせいです。いや、本音を言えば「もう疲れました」(苦笑)。
 曲は悪くないなと思います。一時期続いた℃-uteのシリアスなカッコイイ路線はもう飽きられているだろうと判断して、コミカルで踊れるような曲を持ってきたのは良いと思います。賛成です。
 しかし、そこでコミカルが何故こういう下品な路線に繋がるのか理解出来ません。大体からして、この曲はOLが合コンなどを通じて「いいオトコいないかな?」と必死になっている様を描いた曲で、それを平均年齢16歳ジャストな℃-uteが歌うというまったくもって理解に苦しむコンセプト。
 「勝負パンツ」などと歌わせておいて、更にお尻を突き出して振らせるという下品なダンス。どこからアイデアを持ってきたのか知りませんが、いやちょっと知っているけれど、そんなものを取り入れる必要はないのです。

 スタッフとかプロデューサーには耳が痛い話というか、聞きたくない話かもしれませんが、ベリキューヲタがメンバーに期待している部分、本来はこうあってほしいという理想から今の℃-uteもBerryz工房も離れてきています。ベリはまだ「面白ソング路線」を肯定するヲタもそれなりにいますから、やっていけなくもない。でも、℃-uteは今後どうする気なのでしょうか?今のハロプロが展開している路線が本当に合っているのか?疑問です。
 比較に他のアイドルを持ち出したくないですが、作り手に教えてあげたいのは、℃-uteがやったら良いだろうなあと思える路線を、他のアイドルがやっているという事。それは、ハロプロのアイドルではありません。そのアイドルは「和」をモチーフにして、チームワークと運動能力を生かした速いダンスを息も切らさず踊っています。下品なダンスやトークもしません。これって、℃-uteの持ち味と被っていませんか?本来は℃-uteが得意としてやってきた路線ではないですか? 逃げるのはやめて、そのアイドルに℃-uteもストレートで勝負してほしい。
 ℃-uteに限った話ではなく、スマイレージを始めハロプロ全般に言える事ですが、フザけた内容の歌なんて結果を恐れて逃げるための口実作りに見えます。こういう路線だから売れなかったのも仕方がない。そういう「逃げ道」を作っていませんか?

℃-ute「これ以上嫌われたくないの」

 C/W曲に救いを求めてみましたが、どうもこれも違う。アレンジャーの作る音も新鮮味がない感じ。この曲なんてモーニング娘。の歌と言っても違和感がないですね。タイトルが意味深ですが(苦笑)。

 もしかすると作り手は本気だし、今回のシングルもダンスもPVも歌詞も曲調もバッチリだと思っているかもしれません。作り手はそのくらいの自信を持って世に送り出さないといけないですから、それはわかります。でも、作り手の趣味を次々と押し付けられても困ります(苦笑)。歌い手に合う合わないも考えてあげるべき。
 俺は焼肉が好きだから毎日夕飯は焼肉だ!と子供に押し付けている親みたいな。そんな姿が浮かんでしまう今のハロプロと℃-uteの新曲です。

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TOKYO IDOL FESTIVALレポート6 ~物販エリアで感じた事~

2010-08-17 23:06:01 | アイドル etc

 先日、某掲示板に握手会で受けた嫌な事を語るスレがあり、少し読んでいました。やはり、ハロプロの場合は係員の強い剥がし、一部メンバーの素っ気ない対応などが挙がります。スタッフについては言うまでもないですが、問題なのはメンバーの対応。

 TIFレポート二日目。今回の記事は、アイドルによるファンサービスを綴っていきます。

 8/8。TIF二日目はチケットは買わずに、チケット無しでも入場出来る物販エリアを楽しんでみました。
 ステージを観る訳ではないので来場時間は適当な時間にと思いましたが、タイムテーブルを見ると握手会の時間がきちんと設定されています。アイドリング!!!とももいろクローバーの握手会の時間を念頭に置き、3時前に現地到着。品川ステラボール脇の駐車場に作られた物販エリアに向かいました。ハロプロが品川ステラボールでイベントをやる時に入場者を整列させるのが、まさにこの駐車場の場所なので馴染みの場所です。

 物販エリアにはテントが並んでいて、各事務所がスタッフやメンバーを動員してCDやグッズを売っています。買った人はメンバーと握手。自らが店頭に立ちCDを売るアイドルもいれば、テントの奥で握手会を開くメンバーもいます。バニラビーンズがちょうど握手会をやっていました。
 ライブの告知やプロフィールなどのチラシを自ら配るアイドルもいます。名刺交換会ならぬチラシ配布会。皆さん笑顔ですが、必死で動いています。自分が歩いていたところにちょうど立っていた子からチラシを貰いました。パソコンのワープロソフトで作った単色刷りのコピーですが、チラシの豪華さでアイドルとしての中身の面白さが決まるわけではないのは勿論です。

 少し歩くと、あの被りものアイドル「桃知みなみ」さんがいました。

 桃知さんのブースの前に行くと、水月桃子さんというアイドルがなんと「無料握手会」を行なっていました。つまり、何も買わなくても握手が出来ますというもの。この方、昨日「ぱんだれこーず」として桃知さんとステージに上がって電波ソングを歌っていた子だと思いますが、非常に気さくに対応をしていました。さすがに、誰かよくわかっていない子と握手をするのは気が引けたので握手はしませんでしたが、その好対応に敬意を表して、ここに紹介させていただきました。

 それにしても凄いのは、桃知さんの筆談力。ファンの言葉を聞くや、あっという間にミニホワイトボードにコメントを書いていきます。プロですね。「ももち」という名前はアイドルプロの証。そんな事を思い浮かべるハロプロヲタな自分。

 桃知みなみブログ
http://ameblo.jp/mmc373/

 テントの先に、ももクロちゃんのスターダストプロモーションのブースがありました。握手会参加券付き映画前売券は完売。それでもスタッフは元気に声を上げて、ももいろクローバー私立恵比寿中学みにちあ☆ベアーズのグッズを宣伝します。今回の物販エリアで一番スタッフが元気な事務所は、スターダストプロモーションのスタッフであった事は間違いありません。そのスタッフの元気さは、そのままももクロちゃんのパワフルな元気さに繋がっているような気がしました。

 握手会参加券を配布していたアイドリング!!!のシングルは無事入手しました。まだ買っていなかった新曲「プールサイド大作戦」のDVD付き初回限定盤。CDはC/Wが二曲。DVDはPVとPVメイキングです。

 とりあえずアイドリング!!!握手会までまだ時間があるので一旦物販エリアを離れ、友人とプリンスシアターの脇にあるコンビニに飲み物を買いに行きました。前日土曜日はこのコンビニで、バニラビーンズがあの衣装で買い物をしていたという目撃情報もあるというそのコンビニ。自分も誰かと遭遇しないかな?と思いながらレジ待ちをしていたら、ピンクと黒のドレス。その衣装はアイドリング!!!メンバー。そして、頭に赤いリボン。谷澤恵里香さんでした。

 コンビニ店内にはヲタもそれなりにいましたが、誰も騒がす、誰も近づかず、やざーさんは携帯をいじりながら店を出ていきました。

 コンビニを出て、品川ステラボール入口前の坂道にあるベンチで涼んでいました。物販エリアの方から、握手会を終えたらしいエイベックスの新人アイドルグループ「SUPER GIRLS」が歩いてきました。すれ違う人達や、自分達のような立ち止まって見ている人々にも笑顔で手を振っていきます。こういう気さくな一コマがファンを増やすきっかけになります。間違いない。少なくとも、見ていて悪い気はしませんでした。
 そんな時、坂道の下の方からピンクと黒のドレスのアイドリング!!!メンバーが歩いてきました。小柄な体で大きなカバンを担いでいるその人は、すぅちゃんことアイドリング!!!11号森田凉花さん。

 すぅちゃんは同行するスタッフも無しに、一人で暑そうに坂道を登りながら、こちらのすぐ近くを歩いてきました。こちらが軽く手を振ったところ、すぅちゃんはそれに気づいて笑顔で会釈をしてきました。思わず「すぅちゃん頑張って」と声をかけてしまうのでした。

 アイドリング!!!の握手会の時間になったので様子見に行きました。奥のテントではももクロちゃんが握手会をしています。人の隙間から、れにちゃん、あかりん、しおりんが見えました。笑顔で相変わらずゆったりした速度の握手をしています。思えば、この物販エリアでは握手の剥がしなどという仕事をしているスタッフは誰もいません。
 そういえば、物販エリア入口の所にホリプロのブースがあり、そこでアイドリング!!!メンバーも参加しているホリプロユニットのCD握手会が行われていました。テーブルの後ろに立つアイドリング!!!の新人の一人、24号野元愛(まなみ)さんも笑顔で一人に対して長々と会話と握手をしていました。

 アイドリング!!!握手会は他ステージへの出演の関係などで、在籍者の半数に満たない参加人数の握手会でしたが、ゆったりとした速度。一人ずつ会話を色々しながら進んで行きます。何人目かにすぅちゃんがいました。
 笑顔で立っていたすぅちゃんに挨拶的な言葉をかけた後、「先ほどそこの坂道で会いましたね?」と振ると、「えっ、そうやったっけ?」と考え始めるすぅちゃん。数秒後、思い出したように目を丸くしながら、「ああっ!」と言ってこちらを見るのでした。

 物販エリアを後にして、色々考えました。メジャーもマイナーもなく、アイドル達が笑顔を見せて握手をして、品物を売る。人気とはどうやって構成されているのか?売上とは誰が作っていくのか?それがわかっている事が、これからのアイドルのスタンダードな気がするのでした。みんなそれがわかっているとも感じたのでした。

 <今回でTIFのレポートは終わりです。長々と綴ったレポートをお読みいただきありがとうございました。>

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鈴木愛理と愛媛県

2010-08-16 22:00:28 | ハロプロ(℃)
 TIFレポートは一旦休んでハロプロの話題を書きます。最近ハロプロの話題を書くと、大抵は怒り爆発モードなので今回はまったりで。

 少し前に℃-uteの鈴木愛理ちゃんが四国を旅したDVDを出すよ~という記事を書きましたが、先日ジャケットが発表されました。

 8/25発売 鈴木愛理「夏休み」

 いかがですか?アイドルのDVDでありながら、顔が正面を向いていないというのが大胆な構図で、それがこのDVDに詰まっているであろう物語性を想像させます。つまり、映画的世界観なジャケット写真。
 昔、山口百恵さんが歌い、近年に鬼束ちひろさんが歌詞をアレンジしてカバーした「いい日旅立ち」という歌がありますが、その歌のサビ「♪ああ~日本のどこかに私を待っている人がいる♪」というフレーズが浮かんできそうな写真。ああ、本当に日本のどこかに自分を待っている人いないかな?と思ってしまいますね。

 いい日旅立ち
http://www.youtube.com/watch?v=orwM13GDqpk
http://www.youtube.com/watch?v=K7Q6mpNmVHU


 このDVDのロケで愛理は愛媛県に行ったそうです。愛媛県というと「みかん」が名物ですから、あの某℃-uteメンバーも連れていけば良かったのにと思いますが、あくまでこのDVDのコンセプトは夏であり、撮影も初夏。みかんの出番はないですね残念。

 自分は旅好きなので愛媛県にも何度も足を運んでいます。愛媛県といえば、やはり瀬戸内海と、その海を見下ろす段々畑。海のそばの丘の斜面に作られた畑の瑞々しい緑と、瀬戸内海の明るい空を映す明るい青色。マイペース娘な愛理なら、スケッチブック片手に絵筆を握って何時間も眺めていそうな、そんなゆったりとした時間の流れる眺めです。

 少し内陸部に入れば、街道沿いに古びた家並み。昔ながらの商店。少し看板のくたびれた食堂に入れば、美味しい川魚が出てきます。愛理も魚がとても美味しかったとブログに書いていました。

 こういう旅ものDVD。たまには良いではないかと思います。アイドルDVDだから海辺でセクシーショットとか、そういうのも良いけれど、そんなものばかりじゃワンパターンでつまらない。
 思えば、℃-uteのDVD制作班はその点を頑張っている印象があります。愛理の1stDVDはひたすらパターゴルフをするDVDだったし、舞美のは体力測定でした。そういうノリは嫌いじゃないので自分はどちらも発売日すぐに購入しました。
 昨年マイマイが出したDVDも、三宅島で過ごす中学生の夏休みというコンセプトはハマっていたし、今年発売された舞美の2ndDVDは美を追求とした内容で、今時のティーンアイドルでは珍しい水着無しという内容でした。結果的には商業的成功はしませんでしたが、一味違う何かしらのコンセプトを打ち出そうという℃-uteのソロDVDシリーズは好印象なのです。

 さて、ジャケット写真で愛理が佇んでいるのはどうやら駅。それも、海の見える駅のようです。旅好きな自分はこれだけでわかりました。「海が見える愛媛県の駅」、ずばりJR予讃線の「下灘駅」に違いない。

 このポスター写真だとわかりにくいけれど、左の方向にはジャケットにあるような山があります。

 下灘駅について書かれたブログがありました。
http://plaza.rakuten.co.jp/minato4649/12039

 あなたも、ここで愛理と同じようなポーズで写真を撮って見ませんか?きっと同じ旅をした気分に浸れる事と思います。
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TOKYO IDOL FESTIVALレポート5 ~大人なアイドルと大人なファン~

2010-08-15 18:56:13 | アイドル etc

 ~前回の記事の続きです~

 品川ステラボールでスタンディングライブを観ていた我々は少し疲れもあり、アイドリング!!!ライブの余韻を胸に残しながらプリンスシアターに向かい、午前中のオープニングライブを観た時のボックス席に腰を下ろしたのでした。

 ~セカンドステージ(品川プリンスシアター) 「ドリームユニットライブ」~

 21:30、ステージに「バニラビーンズ」が出てきました。今回のイベントはバニラビーンズが見られるのも楽しみのひとつでした。生バニビンだ!と喜びつつステージを見る。いや、よく見るとペン。左の人が小さい。それに、二人とも微妙にガッチリしている。左はアイドリング!!!7号谷澤恵里香さん、右は16号菊地亜美さん。余談ですが、二人は高校の同級生で同じクラスでした(来年成人式)。
 偽バニラビーンズのちょっと不安定なボーカルが二番を迎えた頃、舞台の両袖から村田めぐみさん、じゃなかったバニラビーンズの二人が出てきました。本物キター!とばかりに、それまで笑いが起きていた客席から拍手が起こりました。

バニラビーンズ - D & D [PVフル]


 バニラビーンズの二人はあまり喋るイメージがなかったけれど、トークは饒舌。というか完全に「お笑い系」。アイドリング!!!二人はすっかりボケ役に回り、ツッコミのバニビン。こんな一面が見られただけでも観て良かった。北欧がなんちゃらというコンセプトから遥か遠いトークでしたが(苦笑)。

 バニラビーンズ ユーストリーム「TIF TV」でのトーク動画
http://www.ustream.tv/recorded/8772170
http://www.ustream.tv/recorded/8789688

 このライブは、アイドリング!!!(谷澤フォンチー河村酒井菊地)、YGA、腐男塾、バニラビーンズのメンバーによる混成ユニットのライブ。カバーあり、それぞれの持ち歌を歌ったりという趣向。先ほどアイドリング!!!のライブで観たばかりの新曲「プールサイド大作戦」を混成ユニットでやるのもなかなか楽しかったり。ただし、原曲の遠藤舞さんソロパートは他グループの人ではなく、アイドリング!!!の河村唯さんが務めました。上手かったです。

 面白かったのはトーク。トークに入る前に、中野腐女シスターズの自己紹介の流儀にならい、各自が自分の「ヲタ属性」を挙げていきます。「アイドリング!!!12号河村唯。ヲタ属性は梅干し」。こんな感じです。
 椅子に座りトークタイムが始まりました。イケメン揃いな腐男塾にメロメロな皆さん。なんだかホストクラブみたいな雰囲気に(笑)。まさに、21:00からの大人タイムに相応しい。そんなメンバー達の提案で、「お気に入りのメンバー」を腐男塾メンバーに選んでもらうという流れになりました。
 トークに参加した腐男塾メンバーは三人。一人目のメンバーはアイドリング!!!8号フォンチーさんを指名。リハーサルの頃から気になっていたと告白。悔しがる他のメンバー達。その悔しがり方が結構マジモード(苦笑)。
 そんな雰囲気に気を使ったのか、続く二人はYGAとバニラビーンズから選びました。喜ぶ選ばれたメンバー。今にも交際がスタートしそうな勢いです。
 肩を落とす選ばれなかったメンバー。本気で悔しそう。一人の腐男塾メンバーがアイドリング!!!のうめ子こと河村唯さんも割と良いような事を言うと、「だってこの人、ヲタ属性が梅干しですよ?」と疑問のツッコミが他から入りました(苦笑)。

 このスペシャルユニットライブは、数日前からリハーサルが始まったのですが、それぞれのスケジュールの都合でリハーサルは深夜に行われ、メンバー達は連日睡眠時間二時間だったそうです。
 企画もの、色もの的な要素が強かったとはいえ、メンバー達の気合いは充分。バニラビーンズが実は笑いをとれる人達である事や、腐男塾のキャラ作りの上手さに触れて、観た甲斐があったなと思えるステージでした。
 無粋だとは思いますが敢えて書くと、腐男塾はあのグループの人達のもう一つの姿です。グループ名でわかりますよね。
腐男塾『勝つんだ!』PV

腐男塾 ユーストリーム動画
http://www.ustream.tv/recorded/8766150

 ステージは23:00近くまで続く予定なのですが、菊地亜美さんが客席の通路を抜けロビーに出ていきました。22:30から自身のラジオ「菊地亜美の1ami9」の公開生放送をロビーで行います。我々の目の前を通り過ぎていったあみみ(菊地亜美さん)。自分もロビーで公開放送を見学する事にしました。

 吉本グッズ売場の手前の小さなスペースに小さなテーブルが置かれ、二名のラジオ日本のスタッフとあみみさんがいます。黒とピンクの肩出しドレスのアイドリング!!!衣装のまま座るあみみさんの前にはギャラリーが20名ほど。自分もそこに加わり、座りながらオンエア時間を待ちます。簡単な説明や、あみみさんとギャラリーとのおしゃべりのあと、番組スタート。
 ギャラリーは皆あみみさん(19歳。来月20歳)より年上なファンでノリも落ち着いていて、変な奇声などで放送に支障をきたすような事もなく番組は進みます。話題はTIF。
 アイドルヲタあみみさんは「中野腐女シスターズ」のファンなので、リハーサルも少し見させていただいたと告白。自分は北海道出身なんで北海道からやってきたアイドルと仲良くなりたいと思ったが、うまくいかなかったとも告白。
 曲をかけている合間はギャラリーとトーク。「私がアイドリング!!!の中で三推し以内に入っているという方いますか?」という質問に、7割くらいが手を挙げる。あみみさん大喜び。一推しとは聞かずに「三推し」である所に、自信の無さが表れておりますが、テーブルを挟んで2mくらいの至近距離でのおしゃべりですから、「一推しの人?」でも勢いで結構手が挙がったかもしれません。

 そんな感じで番組は和やかに進行して、やがてステージが終わったのかお客さんが出てきました。
 係員が「立ち止まらないでください」と誘導していたようですが、通るお客さんが渋滞する事も、放送を妨害するような大声を発する事もなく、無事に放送は終了しました。

 時刻は23:00。品川ステラボールでは24:00までライブが続いていて、少し覗いてみました。「セクシー☆オールスターズ」の皆さんがライブをしています。各ユニット名に「爆乳」と付いている人達です。100人くらいの観衆がPPPHをしながら「おっぱい」コールをしていました。

 長い一日が終わりました。10:00~23:00。13時間。チケット代は7000円。これが高いか安いかは、ここまでお読み下さった読者の方々の判断にお任せします。

 ~次回、チケットレスゾーンはカオスだった編に続く~
 えっ、まだ続くの?はい。翌日に足を運んだ物販エリアのレポートを書きます。そこはまさに、「アイドルはどうあるべきか」という事を考えさせられる空間でした。

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TOKYO IDOL FESTIVALレポート4 ~ももクロVS中野腐女VSアイドリング!!!

2010-08-14 23:47:59 | アイドル etc

 ~前回の記事の続きです。曲名には動画リンクが貼ってありますので、是非ともご覧ください~

 品川ステラボールに移動して、結構前に場所をキープして開演を待ちます。

 ~メインステージ(品川ステラボール) NIGHT LIVE~

 ステージが暗転して「ももいろクローバー」登場。「ももいろパンチ」のイントロが鳴り響きます。この少し壮大なイントロはオープニングにマッチしています。「命」のポーズをとって静止している高城れにちゃんが片足体勢にフラフラし始めた頃、イントロがアップテンポに変わりステージに照明が灯ります。
 続いて「気分はSUPER GIRL」を歌ったあと自己紹介。しかし、「いつものアレ」ではなく、一人ずつ名前を言っただけの簡素なもの。あれっ、高城れに体操は?しおりんのあいうえお作文は?茶畑のシンデレラは?と戸惑う観客。そこで、あいうえお作文を言うべき人がコメント。
 しおりん「今日は体力の限界に挑戦するから、おまえらもついてこい!そして、「5曲連続で歌います」。場内から、ため息とも歓声ともつかない声が起こります。激しいダンスを5曲連続で見せるのです。
 「未来へススメ!」「全力少女」「走れ!」「ツヨク ツヨク」と本当に連続で全力を魅せるももクロちゃん。みんな全速力です。ただでさえしなやかな有安杏果ダンスが素晴らしいキレ。クールビューティーな筈のあかりんも全力美少女になり、あーりんの長い髪も揺れる。
 スクリーンに映るかなこぉ↑の前髪が汗で額にくっついています。キリッとした目つきが凛々しい。れにちゃんがキビキビと動かす手足を観ていたら舞美のダンスを思い出しました。
 しおりんが宣言したように、メンバーは体力をフルに使ってパフォーマンスしています。それは「他のアイドルグループには負けないインパクトを見せよう」という心意気。まるであのMJの時と同じように。
 5曲連続パフォーマンスの締めに「行くぜっ!怪盗少女」を持ってきました。疲れも見せずに踊るメンバー。動きは落ちず、跳躍力も落ちず、観客は更にヒートアップ。


 30分の熱いももクロちゃんパフォーマンスを堪能したあと、再び品川プリンスホテルのホールステージに移動しました。19:00からホールステージにて「ときめきアイドリング!!!」のステージが行われます。
 「手のひらの勇気」で始まったライブ、会場は満員で気温高い。

 挨拶と「ときめく瞬間」をテーマにトーク。メンバーは、すぅちゃん(森田涼花さん)の行動にときめくという話で盛り上がります。ルーリー(横山ルリカさん)曰く「すぅちゃんと朝会話していると、しばらく会話してから突然おはよう!と言い出す」と指摘。すぅちゃんは、挨拶してない事に途中で気づいて挨拶を会話に挟むのだそうです。熱かった会場が一気にホノボノに。
 フリフリアイドリング!!!や、ぷよぷよアイドリング!!!と同様に二曲目はカバーソング。Folder5の「Believe」。そしてラストは、ぷよぷよアイドリング!!!の「ラブマジックフィーバー」。関西出身メンバーが大阪弁にセリフをアレンジしたり、本家とは一味違うカバーでした。

 20分ほどで、ときめきアイドリング!!!が終わったあとも他のアイドルによるライブは続きますが、プリンスホテル下のセブンイレブンにて軽くパンなどの夕食を仕入れて、品川ステラボール前のベンチに座り食べました。
 少し休んだあと、品川ステラボールに再び入場。

 ステージではYGAが歌っていました。ちょうど終わるところでしたが、ポジションに付きながら他のヲタと一緒にフリコピ。
 19:40。次は「中野腐女シスターズ」。ヘソ出しミニスカートのセクシーな衣装で現れた中野。自分は客席左前方で観ていましたが、右側にはコアヲタが集結しているようで、盛り上がっています。声もよく出ています。

 実は中野の曲はよくわからないまま参加したのですが(ゴメンナサイ)、面白い曲が中心でした。個人的には「Honey Bee」が気に入りました。歌詞がちょっとアレですが、サビになった途端急にキャッチーなメロディになる流れが面白いです。
 他では「たたかえ!爆露マン」という曲ではバックに筋肉隆々な男性が現れ(動画を参照)、メンバーと一緒に踊るというキテレツな演出。これが実に面白い。彼は何者なのか?まさかマネージャー?などと想像しながらパフォーマンスを楽しむのでした。あと、「Go! Fight! 腐女子シスターズ」という曲もサビが覚えやすくて耳に残りました。
 中野腐女シスターズ。曲が面白く、サビが覚えやすい。自己紹介で各メンバーが自分の「ヲタ属性」を言うなど、オタクアイドルというコンセプトもまずまず。10月には念願の中野サンプラザでコンサートを開くそうです。

 20:20、ステージには「アイドリング!!!」が現れました。客席の後ろを見ると、いつの間にかかなり人が増えています。もう満員と言ってもいい状態でしょうか。
 一曲目は初夏に発売されたシングル「目には青葉 山ホトトギス 初恋」です。続けざまに「モテ期のうた」「草食系カーニバル」と披露。まさか、アイドリング!!!も体力の限界に挑戦しているのか?と思い始めたところ、自己紹介を飛ばしてトークタイム。
 この日の出来事のおさらいなどを語ったあと、「無条件☆幸福」「職業:アイドル。」「Don't be afreid」と、盛り上がり曲を歌います。無条件☆幸福のサビのフリコピ、手を動かしたり振ったりで会場がかなりいい感じで熱くなってきました。
 ここでトークを挟んでもう最後の曲。新曲の「プールサイド大作戦」。大サビでクラッカーの音とともに紙テープ宙に舞う。


 時計の針は21:00を迎えようとしています。このまま品川ステラボールに残れば、遠藤舞さんと横山ルリカさんのDJによる「IDOL CLUB NIGHT」が21:30からスタートですが、我々はプリンスシアターに移動するのでした。普通ならコンサートが終わっている時間帯ですが、TIFはここから大人組によるイベントが続くのです。
 ~次回、大人なアイドル時間編に続く~

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TOKYO IDOL FESTIVALレポート3 ~地方のアイドル 大手事務所のアイドル~

2010-08-13 22:38:51 | アイドル etc

 ~前々回の記事の続きです~

 ぷよぷよアイドリング!!!のライブが終わり、次は24Fのイベントステージに移動してアイドリング!!!メンバーによるトークショーを観て来ようと思ったのですが、混雑で入口まで辿り着けず諦めました。グラビアアイドルトークショーの時にあった椅子を、混雑に合わせて撤去するのに時間がかかったと後から聞きました。
 結局、22Fホールステージにとどまる事になったのですが、これが面白かった。

 ~ホールステージ(品川プリンスホテル22F宴会場) 「カントリーアイドルショー」~

 先ほどのぷよぷよアイドリング!!!での盛り上がりが嘘のように会場は静けさに包まれ、薄暗い照明がより暗く見えてきます。
 ステージには先ほどのぷよぷよアイドリング!!!にも参加していたアイドリング!!!16号菊地亜美さんがマイクを持って立っています。菊地さんと斉藤綾さんという方の進行で地方で活動するアイドルを紹介するコーナーです。
 まず出てきたのは「クリーム」という北海道から来たアイドルグループ。よく見たら先ほどプリンスホテルの下で手を振ってくれた集団です。

 彼女達は北海道から来たという事で、北海道出身の菊地さんが「仲良くなりましょう」とアプローチしてきました(笑)。彼女達は貧乏グループであるようで、フェリーを使って上京。後でネットを通じてわかったのですが、なんと宿泊はホテルではなく「健康ランド」。何故そこまで貧乏キャラなのか?本当に予算がないのか。でも、この後に出てくるアイドルが二人組ばかりだった事を考えると、地方である程度の人数のアイドルグループを維持するのは予算的に厳しいのかもしれません。

 地方アイドルと言っても、中には埼玉や神奈川から来たアイドルもいたりします。アイドルとしての活動以外に、ダンスを子供に教えて生計を立てているアイドルがいたり、地元長野のプロ野球チーム(独立リーグというリーグのチームですが)の応援歌を歌うアイドルもいたり、一口に地方アイドルと言っても現時点のそれぞれの立ち位置には差がありました。
 そういったアイドル達の苦労の片鱗が伝わり、ちょっとシンミリしかけた所に、最後は関西発のアイドルグループ「JK21」が登場。この子達が面白い。声は大きく、会話テンポは速く、キャラ立ちしている子もいる。一番印象に残ったのは声が男並みに低い子。この声だけでバラエティ番組に出られるのでは?と思ったり。


 歌はなくトークだけのコーナーでしたが、それぞれ個性的なアイドル達を観ていたら、それなりに楽しかった一時間でした。

 この回に参加したアイドルでTIFのユーストリーム動画がある分の一覧を記事の最後に貼っておきます(ネットから拾ったリストを手直して流用いたしました)。

 ここから少し時間が空きました。アイドルグッズ物販ゾーンに移動して握手会に参加してくる事も考えましたが、そのままホールステージにて休憩。17:00から始まる「ユースフルアイドルライブ」に備える事にしました。

 ~ホールステージ(品川プリンスホテル22F宴会場) 「ユースフルアイドルライブ」~

 17:00に近づくと会場はかなり賑わってきました。後ろで壁に寄りかかって休憩していた我々もライブを観るため移動。
 ミドルティーンから下の年代のアイドルが登場するこのライブ。まず一組目は「さくら学院」。Perfumeが所属する事務所アミューズが送り出す新人グループ。メンバーの中には期間限定アニメユニット「可憐Girl's」に所属していた子もいるためか、ヲタの間では注目の存在らしく会場が熱気に包まれてきました。もはや照明が薄暗いなんて気分にはなりません。

 さくら学院は学校がコンセプトらしく、メンバー内に中等部やら少等部やらあります。つまり小学生メンバーもいる訳です。
 結論から書いてしまいましょう。今ひとつインパクト残せず。でした。
 歌は一曲だけ。この日がさくら学院としての初ステージらしいのですが、曲ともども印象に残る何かは残せなかったなと思います。まったりした方向性で行くのだとしても、何かしらのインパクトというものは新人には必要ではないかと思うのです。
 続いては、ももクロちゃんの事務所スターダストプロモーションの送る小学生ユニット「みにちあ☆ベアーズ」
 この子達と出会った開会式の時と同じく、野球のユニフォームに身を包んだミニなチアガール達がチアリーディングを見せるパフォーマンス。子供過ぎではありますが、他と違う何かを見せるという気概は感じます。

 オリジナル曲も披露したメンバーの表情は真剣そのもの。ラストはWhiteberryの「夏祭り」を元気よく歌って締めました。なかなかやるなチビっ子たち。インパクトは充分でした。
 みにちあ☆ベアーズ動画
http://www.youtube.com/watch?v=rvTKFbfvS50

 続いては、これまたスターダストのアイドルグループ「私立恵比寿中学」。日頃は、ももクロメンバーがイベントにゲスト参加する事もあるというグループです。
 どんなグループなんだろう?と多少気になりましたが、時間が17:30を回り、そろそろメインステージに移動しなくてはいけない時間になってきました。18:00からメインステージにて「NIGHT LIVE」が開かれます。一組目はももいろクローバー。ももクロちゃんのために、ももクロちゃんの後輩を観るのは諦め退場。
 実はこのユースフルアイドルライブ、このあとにまだお目当てのグループがありました。アイドリング!!!四期メンバー(今年春に加入した新人達)によるスペシャルユニットと、アイドリング!!!21号橋本楓ちゃんも参加しているワタナベエンターテイメント所属の中学生アイドルによるユニット「わたチュー」が、このあと出てくる予定です。しかし、ももクロちゃんをなるべく前方で観たいため、心で泣きつつ会場である品川ステラボールへ向かうのでした。

 ~次回、ももクロVS中野腐女VSアイドリング!!!に続く~

 地方アイドル ユーストリーム動画

クリーム  「北海道出身 平均19歳5人 実力派バラエティアイドルを目指す ガチ貧乏」
http://www.ustream.tv/recorded/8771001

JEWEL KISS 「9~14歳の北海道8人組」
http://www.ustream.tv/recorded/8791341

Pinkish 「埼玉県大利根町商工会アイドル?  童謡をリメイク」
http://www.ustream.tv/recorded/8790826

ココロコロン 「2人組(長野県:Rolling Globe Records所属) 」
http://www.ustream.tv/recorded/8794175

NATURAL POINT 「横浜在住 ストリート系ダンス」
http://www.ustream.tv/recorded/8795345

JK21 「関西出身アイドル」
http://www.ustream.tv/recorded/8767413
http://www.ustream.tv/recorded/8796450

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大事な言葉を欠落したままで

2010-08-12 21:55:58 | ハロプロ(娘。)
 TIFの記事が続き、長くなりそう(まだレポートが初日の夕方に達していない)。そこで一旦ハロプロの話題を。モーニング娘。の話題を。つまり亀井絵里の話題を。

 今回の卒業をあなたはどう思いますが?とマイクを向けられたとしたら。自分はそのインタビュアーにこう答える事でしょう。「やり方が納得出来ない」と。
 「ひょっとしたら万博まで?」などという無責任な噂の通りに、上海万博閉幕のタイミングで留学終了で卒業となるジュンジュンとリンリン。こんな気の利かない卒業のさせ方ありますか!と、まずマイクに向かって静かに訴えたい。
 それは例えるなら、まだ路上教習を受けていない人(勿論、免許取得経験のない運転初心者)が運転免許を渡されて教習所を卒業させられるようなものです。二人ともまだまだハロプロから旅立つには心許ない。もっと色々仕事を経験させてあげるべきだった。
 二人が三年の間に積み重ねて来たのはステージ経験とヲタとの握手。これを次のステージで生かせる事を祈ります。なんか皮肉っぽい言い方ですが、そういう事しか事務所はさせて来なかった。いくら三年の月日があろうと、それはそのままの経験値です。

 自分が更に怒っているのは、亀井絵里ちゃん卒業の発表の仕方。去年の栞菜の件で、言葉足らずな表現はヲタを怒らせたかもしれないと判断したのか、今回は細かく病気を説明し過ぎです。アイドルとして、女性として、あまり触れてほしくないであろう事柄だと思うのです。自分は説明文を読んでいて、「なんてデリカシーがない事務所なんだ」と呆れ、もう少し表現方法ってものがあるだろう?と腹が立ったのでした。
 更には文章におかしな表現がいくつかあるのを発見して、「なんてビジネススキルがない事務所なんだ」と更に呆れたのでした。そういえば、モーニング娘。の9期オーディションの募集広告の文もなんか変ですね。
 ビジネス文書もマトモに作れず、その出来上がった文書にそのまま判子を捺す上司。他の芸能事務所はこの亀井絵里卒業発表をどう思っているのでしょうか。

 そして、卒業の先にあるものは。

 9期オーディションで何人合格させるのかわかりませんが、ステージ経験者5人で来年の正月コンサートや春ツアーを迎えるのですか?さすがにそれでは新人グループ丸出しだから、やはり先行き不透明なエッグから何人か加入させるのでしょうか。
 春ツアーはともかく、正月コンサートはこのままだとモーニング娘。は5人です。どうするのでしょうか?

 ステージの名脇役であり、メンバー内でのムードメーカーであった亀井絵里ちゃんがいなくなり、その代役はいない。卒業をさせるのなら、先にオーディションなりを開いて新しい力を育てておくべきでした。そういう事をしないから、ヲタに「何か裏事情があるんじゃね?」と事務所は疑われるのです。いつまでそんな不手際を続けるのでしょうか。
 準備が不十分な突然の卒業。まさに「誰得?」とお偉いさんに聞いてみたいところです。

 そして、亀井絵里さんがいつの日か復帰した時、戻るべき場所が今ひとつわかりにくいのも確かなのです。
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TOKYO IDOL FESTIVALレポート2 ~インディーズ&TVアイドル~

2010-08-11 10:33:36 | アイドル etc
 ~前回の続きです。曲名には動画リンクが貼ってあります~

 昼食から帰ってきた自分達は、品川プリンスホテルの宴会場へと向かいました。24F宴会場に設けられたイベントステージにグラビアアイドルが来てトークショーをするというもの。参加アイドルは、西田麻衣さん、小池唯さん、吉木りささん。ホテルの入口前に来るとワインレッドの衣装を来たアイドルグループが歩いてました。誰かはわからないのだけれど、笑顔で手を振ってくるので、こちらも手を振り返します。平均年齢18歳くらいかなと推測するそのグループを見送りエレベーターへ。
 13:15から開始されていたグラビアアイドルイベントを少し観たあと、22Fに移動。こちらでは、いわゆる地下アイドルと言われる子達を始め、フレッシュアイドルのライブが行われています。イベントステージは椅子が用意されていましたが、こちらのフロアはオールスタンディング。

 ~ホールステージ(品川プリンスホテル宴会場) スマッシュプレイライブ~

 ライブは13:30から既に始まっていて、ステージには秋葉原のアイドルライブハウス「ディアステージ」に出演している子達が上がり歌っていました。ディアステージはAKB48劇場から中央通りを挟んで徒歩1分くらいの、PCパーツの店が並ぶ道にあるライブハウスです。ステージにはグループアイドル、ソロアイドルと入れ替わりにメンバーが登場していきました。ソロの子は先ほど歩いている途中でチラシ配りをしていたのを見かけましたが、田中れいな風な雰囲気でアップテンポな可愛い系ナンバーを熱唱。

 ディアステージの子達は全般的にアップテンポなノリノリ系ソング、いわゆる「ヲタ芸しやすい曲」を見せてくれました。自分がイメージする地下アイドルそのものという感じで、観ている分にはなかなか楽しいものです。歌唱力、ダンスもまずまず。

 このライブ、ディアステージが既に四組目の出演者だったようで、会場のノリはだいぶ出来上がっていた訳ですが、面白いのはお目当ての子が終わると後ろへ下がり、次のアイドルのお目当ての人が前に来るという観覧場所の入れ替えがスムーズだった事。
 こういう観覧の仕方は地下アイドルではマナーとして定着しているそうで、ライブハウスで色んなバンドが出て行う「対バン形式」のライブで、ロックファンも行なっています。
 今年のGWにお台場フジテレビ前でハロプロが「対バン形式」のライブを行いましたが、この時はお目当てがスマイレージだろうが℃-uteだろうが入れ替わりはなく、一度キープした場所は俺のものだ状態でした。ハロプロの場合はDDも少なくないので仕方がないのと、ハロコンで色んなグループを楽しむスタイルがヲタに染み付いている事が理由でしょうか。そういうスタイルに慣れた身には、お客さんのポジションが入れ替わるというのは新鮮でもあります。

 13:50。続いて登場したのは10人組グループ「アフィリア・サーガ・イースト」。RPGみたいな名前なので印象に残り、TIF公式サイトが開設された当初から名前は憶えていました。白と黒のドレスで登場。

 これも秋葉系なのかと名前と衣装で決めつけ、ノリノリアップテンポヲタ芸サウンドを予想していたところ、まさにRPG風な幻想的なサウンドに乗せて合唱スタイルと意表を突かれました。

My White Ribbon/アフィリア・サーガ・イースト

 (ニコニコ動画のアカウントを持っていなくても再生出来ます)
 振り付けもちゃんと作ってフォーメーションに合わせて動き、その振り付けもゆったりした動きに統一されています。サウンドもアマチュアっぽさがなくなかなか厚みがあり、「ああ、この子達は限りなくメジャーに近いインディーズなんだ」と感じました。
 三曲目はアップテンポノリノリヲタ芸系で、確かイントロではヲタがMIXを入れていました。まあ、今やMIXはアイドル応援のスタンダードになりつつあります。先ほどのディアステージもあったし、午前のももクロちゃんの「ツヨク ツヨク」でもありました。

 このアフィリア・サーガ・イーストが気になったので帰宅後YouTubeで調べていたら、この三曲目の曲は家庭用ゲーム機Xbox360のソフトのメインテーマだったのでした。「ワタシ☆LOVEな☆オトメ!」という曲です。
 このグループ、事務所がゲームサウンド系の所らしく、コンセプトが「魔法学園のアイドル」だそうです。アイドルとゲームが好きな人にはオススメです。

 続いて出てきたのは「ぱんだれこーず」。被り物アイドル桃知みなみちゃんもいます。

 ぱんだれこーずというユニット自体は先日解散が発表されたそうで、自分にとって最初で最後のステージ観覧。被り物一人、涼宮ハルヒを思わせる制服少女二人が奏でる電波ソングは抱腹絶倒級。マイクから思い切り口を離し口パクを隠そうともしないハルヒな二人。桃知みなみは被り物だから声は発しませんから、これまた口パク丸わかり。
 ここまでやると、開き直りとパロディと某国民的な方々へのアイロニーさえ感じ、インパクト十分。たった一曲で終わりましたが、それだけでも強い印象が残りました。

 続いては「ぷよぷよアイドリング!!!」です。
 持ち歌である「ラブマジックフィーバー」で会場はヒートアップ。この曲の作詞は青木さやかさんです。意外な才能にビックリですよね(失礼)。

 二曲目は、メンバーの菊地亜美さんが「大好きなモーニング娘。さんの曲を歌います」と前フリして「ザ・ピ~ス」をカバー。石川さんのセリフもあみみ(菊地さん)が務めました。会場は更にヒートアップ。フリコビ出来る人も多数。かなり前方は密集していたので、気温も急上昇。誰もが知るようなスタンダードナンバーっていいものですね。ちなみに、歌もダンスもなかなかで、原曲と比べてもそれほど見劣りしない出来。
 ラストは、フリフリアイドリング!!!と同じく、他の派生ユニットのカバー。ときめきアイドリング!!!の「手のひらの勇気」です。川嶋あいさんが書いたこの曲の優しい戦慄を、コミカルな衣装で歌うぷよぷよアイドリング!!!の皆さん。そのギャップが面白い。しかし、歌の方はあくまできちんと芯の通った歌声になったのは、メンバーの中でボーカルワークに定評がある河村唯さんを始め、他のメンバーも「単なるコミカルには終わらない」という意地を見せたからではないか?そう感じました。

 色んな立場のアイドルが個性と意地をぶつけ合う。今回のイベントのまさに「無差別級対決」な部分が発揮されたステージでした。

 ~次回、カントリーアイドル編~

 TIF TV(ユーストリームでオンエアされたインタビュー動画)

西田麻衣 吉木りさ
http://www.ustream.tv/recorded/8765491
ディアステージ
http://www.ustream.tv/recorded/8772536
アフィリア・サーガ・イースト
http://www.ustream.tv/recorded/8764150
桃知みなみ 水月桃子
http://www.ustream.tv/recorded/8793668
コメント (2)
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