久しぶりの場所に来て、だんだんと景色を思い出すと何だか切ない気持ちになります。景色は変わらないのに、自分や自分の周りは変わっていく。伊勢丹を抜けると現れるホールに以前と変わらない景色を見る。
階段を降りた所にある公園に行きベンチに座る。色んな色のTシャツを着た者達が芝生やベンチに集っている。明らかに女の子が増えたのが五年前のハロプロとは違うよね?と水溜まりを見つめる。
2010モーニング娘。秋冬ツアー、いよいよ折り返し地点。金欠な自分は今日が「自分だけの初日」だ。セットリストは暗記しないでやってきた。もっとも、今回のツアーはセットリストが2パターンあり、更にそれぞれのパターンにある愛ちゃんかガキさんのソロが2パターンあるのだそうで、金欠な人は観たい曲がある方のセットリストが来る事をアイドルの神様にお祈りするしかないのだ。
自分は前日品川でアイドルの神様に弄ばれたので、あまり期待せずにやってきた。入口でグッズチラシを貰って入場。実は私は観に行ったハロプロ現場のグッズチラシをちゃんとファイルに保存してある。五年前の後藤真希さんのも勿論あるのだ。
場内に入ると更に女の子の多さを感じる。自分の席の後ろもさゆヲタな女の子だ。仲間だ。ともに楽しもうぜと心で思う。そんな今日の席は二階席。でも角度がついてるのと、前にせり出している構造だからか見やすそう。
18:30。メンバー登場。いわゆるダンスミックスな音に合わせてメンバーが踊る。二階から見ていても一人一人の手足の動きがよくわかる。自分を大きく見せる術をちゃんと持っているのがモーニング娘。のすごい所。
一曲目は「そうだ!We're ALIVE」。たたみかけるように「Hand made CITY」。いつも通り客席にマイクを向けるメンバー。「I LOVE YOU」→「I LOVE YOU」。素敵な相思相愛がステージと客席を繋いでいく。一時期、娘。ヲタの叫ぶ声のボリュームが落ちてきたなと感じていた時期があったけれど、最近またみんな元気になってきた印象。元気な客席だからこそ、こういう掛け合いのある曲が活きるのです。
オープニングムービーは格闘ゲームのムービーみたいなノリの勇ましさ。決めポーズを一人一人決めていく。こうやって勇ましいメンバー達を見ると気がつくのは、モーニング娘。って女の子した子が少ない。さゆくらいか?みんな可愛いを上回るカッコ良さを自慢できる勇者キャラ。女の子ファンが増えているのも納得。
再び登場したメンバーは新曲「あっぱれ回転ずし!」を披露。今回のステージカメラは正面からだけではなく、上からも撮影しているので、サビの時に円を組むメンバーを上から撮ってスクリーンに映す。その姿がまるで回転寿司みたい。という演出なのでした。
メンバー挨拶に続いて「泣き出すかもしれないよ」。この曲は何故か最近好きになってきた一曲。秋たがらか?多分意味や理由はないんだけれど、メロディ展開の良い意味の切り貼り感が好きなんだと自己分析。
しみじみしていたら、次は「女が目立って なぜイケナイ」。イントロからガンガン来るから、センチメンタルな秋の夕べな気分は既に終了し、ダンスタイム。フリコビ君達は楽しそう。自分も思わず覚えたくなる。この「一緒に踊ってみたい」という気持ちにさせるモーニング娘。が素敵なのです。
懐かしいナンバー「強気で行こうぜ!」。アレンジを変えてあって、ギターのディストーションが全開な感じ?こういうアレンジは生バンドで観てみたい。モーニング娘。は男性バンドマンと共演させてもいい存在だと自分は思うのです(ベリキューはヲタ心理的に難しいと思う)。
そして、六期メンバーMC。
れいな<心理テストをします。絵里とさゆは家にいます。
さゆ<一軒家?マンション?
れいな<どっちでもいいから。じゃあ一軒家で
外に出たらゴミ袋がありました。それはいくつありますか?
さゆ<猫が入ってる(質問を理解していない?)この前お姉ちゃんがゴミ袋に入ってる猫を拾ったって言ってたから。あ、でもお姉ちゃんのことだから違うかも知れないけど(会場爆笑)
回答は、さゆ一個 えりりん三個
れいな<これは、あなたが敵だと思ってる人数です。れいなも三個やった。パって思いついた人いる?
さゆ<ジュンジュン(会場爆笑)
えり<私あんまりぶりっことかイラッとしないほうなんだけどジュンジュンには(苦笑)。
さゆ<れいなが三個って意外だね。無限にあるかと思った(苦笑)。
れいな<なんか世の中のすべてが敵みたい。本当は優しくしたいんやけど表では「ハ~?」ってしちゃうん。
えり<れいなは本当は優しいしそれに純粋だから。そのギャップがいいよ。
亀ちゃんの優しさが素敵だ。心がポカポカしてきたところで次回に続く。
強気で行こうぜ! '03春 モーニング娘。