tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お茶会の準備ですが・・・

2013-02-06 18:22:51 | 本棚の中から
2月6日

予報どおり朝から雪が降りました。

予定しておりました事はキャンセルして、自宅に閉じこもりの一日になりました。
閉じこもって何をしたかといえば、古い本を取り出して勉強です。



取り合わせのくふう 三田富子著

勉強といいましても、お茶の本でして、近々お茶席を担当しますのでその準備です。

茶席でのテーマは決まっておりますので、後は、道具をいかに使って、使った道具たちがお客様に、「今日はね・・・」と語りかけてくれるかが一番の問題です。

本を読んだからといって、そのままの道具組ではつまりませんし、同じような道具が有る訳ではありません。

本をヒントにゆっくりと考えて行きたいと思っております。



折おりの茶趣 佐方宗礼著

こちらの本も、月別にたくさんの会記を掲載しておりますので、参考になりますが同じには出来ません。

2冊とも、茶歴のある方達ですので、ご自分の経験を踏まえて書いておりますので、読んでいて、お茶会で道具の説明を聞いているような心地よさがあります。

特に、「取り合わせのくふう」は、茶席での道具組に到るまでの、考えや心情を大切にしておりまして、「この人の席だったら、是非に・・」と思わせてくれます。

もちろん、それは理想論かも知れません。実際私が今度担当するお茶席は、一日に何百人ものお客様が見える茶会ですし、いうところの大寄せの茶会です。

こういうお茶会でも、席の責任者、すなわち席主と呼ばれる人の考えは密やかに席中に存在して、その人の雰囲気を部屋全体でかもし出すものです。

そんな事を信じて、ただ今思案勉強中です。

これから暫く、寝ても覚めても・・・頭から離れそうにありません。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする