今回は、新幹線500系シリーズの2回目、更に深く見ていきたいと思います。
最初はW2編成、V2編成への改造中の姿です(写真)。平成20年、博多総合車両所のイベント時に見られた姿、仮台車を履き改造工事が行われました。
同イベントでは、翼形パンタグラフの動作の実演も行われていました。最初は、停止中の姿(写真)。横に傾いています。
これが空気圧で回転し、垂直に立ち上がります(写真)。
更に空気圧で伸び上がり、架線に接続します(写真)。つまり、このパンタグラフは空気圧で接続しているのでした。
ということは、長時間停電で空気圧が下がると、パンタグラフが使用出来ず、電車が動けなくなる、ということでもあります。そのため、空気圧以外で作動する予備のパンタグラフが用意され、「もしも」の時に備えていました。
W1編成の運転台(写真)。イベントに朝早く行くと、整理券が貰えたため、入ることが出来ました。何度も言いますが、他の新幹線の運転台は複座の旅客機であるのに対し、500系の運転台は単座の戦闘機です。まさに”The Gambler”です。
これらの装備は、全て360キロ運転のために設計されたものでしたが、残念ながら360キロ営業は、遂に叶うことはありませんでした。
そして、後継のN700系充足による東海道区間からの撤退を前に、各地で500系を記録しました。最初は、富士山麓での一枚(写真)。時期が秋口だったために、富士山は雪をかぶっていません。雪をかぶった富士山と500系の写真は、遂に撮ることが出来ませんでした。
続いて、伊吹山と500系の一枚(写真)。こちらも、遂に叶うことはありませんでした。
そして500系の現在の姿(写真、V8編成、新大阪にて撮影)。W編成16連は、W1編成を残し8連に短縮され、V編成に改められました。W1編成が改造されないのは、まだJR西日本が、夢を追っている証拠でしょうか。
シリーズの今後の展開は、未定です。少々整理の時間を頂きたいと思います。次回にご期待ください。
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