Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

Diesel Locomotive#87

2019-08-29 | 鉄道写真


 それでは、連載第87回目は、DD16へと話を進めていきたいと思います。


 DD16は、C12やC56といった簡易線用のSLを淘汰するため、DD51初期車の機関載せ替えで余剰となったDML61S、あるいはDML61Zをデチューンして軽量化、800PSまで落とし、軽量なDLとして開発された機関車です。旅客用は気動車で足りることから主に貨物用で、所期の目的を達成、置き換えられました。


 写真は若桜鉄道若桜にて、限りなく現役に近い動態保存、7号機です(写真)。鉄道総合技術研究所から譲渡された機関車です。



 別の時、若桜にて(写真)。こちら側に機関があり、重量バランスに腐心したようです。



 反対側(写真)。セミセンターキャブ、こちら側にはSG等の重量物が無いので、重量がかかるように各種部品が入ります。


 量産されたものの、間もなく国鉄改革で簡易線が整理され、残った線でも貨物仕業が無くなり、運用が激減、余剰が生じてしまい、JRが引き継がなかった同形式もあるようです。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Diesel Locomotive#86

2019-08-26 | 鉄道写真


 それでは、連載第86回目は、DD54をお届けします。


 DD51やDD53が、2機の機関と変速機を装備していたため保守が煩雑なところ、それを大出力機関1機として、保守の低減を図ることが考えられ、当時の西ドイツ製機関と変速機を装備したDD91が製造され、結果が良好であったため、国産化が決意され、機関と変速機はライセンス生産で量産され、DD54とされました。


 写真は、DD54 33です(写真)。大阪になった交通科学博物館の、保存車両です。



 しかし、DD91はドイツの工作レベル、保守レベルで可能であった機関車、当時の日本ではそれは出来ず、多くのトラブルを発生、現在は11年の内燃動車の耐用年数を維持出来ず、運用離脱する機関車が続出することとなりました。結果国会でも追及されるほどであり、当時の先鋭化した労働運動もあり、そのまま休車となる車両が多数となりました。そのため、結局DD51で代替することが決定し、全機引退、保存用に残った同33号機のみ現存します。



 その、反対側の眺め(写真)。



 交通科学博物館はその後閉館、現在同機は「京都鉄道博物館」保存機となり、現在も保存されます(写真)。


 保守費用はDD51の約18倍とのことで、保守も嫌われ、また技術の理解度からも限界があり、「欠陥機」と一般に呼ばれますが、「早すぎた名機」と言うべきでしょう。現在の保守レベルは、スイスやドイツに追いついたでしょうか。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Diesel Locomotive#85

2019-08-21 | 鉄道写真


 それでは、連載第85回目は、DD53をお届けします。


 DD53は、DD51と同機関を使用したロータリー除雪車で、箱形の機関車に機関を2機積み、1機で除雪1機で走行、あるいは他の機関車に推され2機で除雪という切替が出来ました。


 現在、1号機が横川の「碓氷峠鉄道文化むら」にて保存されます(写真)。ロータリーヘッドを装備した側の写真です。



 反対側の正面(写真)。夏期はヘッドを外し、旅客等の運用も可能でした。



 別の時に撮影したもの(写真)。大出力の除雪機関車でしたが、沿線への影響が大きく使用が限定され、結果無念の最期を迎えています。


 なお3号機はデジカメ登場前に引退しましたが、2号機は永く現役を維持し、その写真を撮らなかったことが悔やまれます。


 それでは、次回をお楽しみに。


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Diesel Locomotive#84

2019-08-20 | 鉄道写真


 それでは、連載第84回目は、DD51最終号機であるDD51 1805をお届けします。


 邂逅は、大阪で。「おおさか東線」が放出まで開業したときに、途中駅で出くわしたものです(写真)。当時同機は吹田機関区所属で、関西圏での非電化区間貨物を受け持っていました。


 その後、当時最若番であった750号機と入れ替わりで愛知機関区に転属、間もなく吹田機関区のDL運用は全廃となり、750号機は廃車となりました。



 そして、愛知機関区での一枚(写真)。僚機と並んでいます。



 「紀勢貨物」「鵜殿貨物」運用もありました。途中走行の図(写真)。今は、この撮影ポイントも無いのでしょう。



 そして、鵜殿駅で停泊中の姿(写真)。国鉄色が、映えています。



 関西本線、四日市へのコキを牽く運用(写真)。今の受け持ちは、入れ替わったでしょうか。



 愛知機関区で、停泊中の姿(写真)。



 別の時、これも愛知機関区で(写真)。稲沢駅ホームでの撮影のようです。



 四日市貨物駅で(写真)。



 再び、愛知機関区にて(写真)。



 そして、南四日市行きのコキを牽く運用で(写真)。最期まで、国鉄色でした。


 同機はその後、更新工事を受けず、そのまま廃車、解体されたそうです。


 DD51の貨物運用は既に関西本線のみ、これも間もなく置き換えが終わることのなるのでしょう。また、旅客運用も減少、最後の砦であったようなカマまで引退となり、いよいよ最後なのだ、と感じます。記録は、お早めに。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Diesel Locomotive#83

2019-08-19 | 鉄道写真


 それでは、連載第83回目は、DD51 1804をお届けします。


 最初は、あおなみ線、名古屋貨物ターミナル方面を目指す、1804号機(写真)。牽引する貨車は緑色のコキ50000形250000番代で、100キロ系列、今は無き旧式貨車です。



 続いては、四日市駅構内を入換中の、1804号機(写真)。石油タキを牽きます。



 僚機と重連で石油タキを牽く、1804号機(写真)。相方が青の更新色、これも古い写真です。



 愛知機関区で停泊する、1804号機(写真)。何気ない日常ですが、これも間もなく無くなります。



 同じく愛知機関区、重連で待機の姿(写真)。



 四日市市内、関西本線を行く1804号機(写真)。石油タキ返空回送、夏期の需要期で無い写真です。



 最後は、塩浜貨物駅、石油タキ返空回送終着の図(写真)。入換の後、折り返し四日市に向かいます。


 いよいよDD51も、最終章を迎えます。心の準備は、良いでしょうか。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Diesel Locomotive#82

2019-08-18 | 鉄道写真


 それでは、連載第82回目は、DD51 1803をお届けします。


 最初は、四日市貨物駅に入線する、1803号機(写真)。末広可動橋からの折り返し、富田までピストン輸送です。



 続いては、稲沢、愛知機関区を跨ぐ道路橋からの俯瞰です(写真)。



 次は、四日市市内、セメントタキを牽く姿(写真)。



 続いて、愛知機関区の眺め(写真)。待機中です。



 四日市、末広可動橋を渡る、1803号機(写真)。



 その後、スイッチャーと貨車を授受する間の、入換中の様子(写真)。この後空荷を牽き四日市、富田まで戻ります。



 塩浜貨物駅に、返空石油タキを牽いて入線の図(写真)。この後、入換の後折り返します。


 この連載でも、実際にもDD51は最期であることが分かります。実機も、間もなく過去帳入りするようです。


 それでは、次回をお楽しみに。




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Diesel Locomotive#81

2019-08-14 | 鉄道写真


 それでは、連載第81回目は、DD51 1802をお届けします。


 先ずは、愛知機関区での姿(写真)。道路橋からの俯瞰です。



 関西本線、四日市・南四日市行きのコキを牽く姿(写真)。これは、単機です。



 愛知機関区で、停泊する姿(写真)。現役のハリがあります。



 富田~四日市間のセメントタキピストン輸送中の姿(写真)。これが最後の運用になるのか。



 別の時、これもセメントタキです(写真)。



 僚機1804号機と重連で、石油タキを牽く姿(写真)。現在は見られない運用です。



 そして、石油タキを牽き、塩浜貨物駅に入線する姿(写真)。これも、間もなく無くなろうとしています。


 日本を代表するディーゼル機関車であったDD51ですが、貨物の仕業は間もなく消滅します。旅客機としては残りますが、何時まで続くのでしょうか。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Diesel Locomotive#80

2019-08-13 | 鉄道写真


 それでは、連載第80回目は、DD51 1801をお届けします。


 DD51 800番台は、899が製造され、次の900番台は試作を示す番代、1000からは500番代が既に続番を使用していたことから、番号は結局1800まで飛び、1801号機となっています。


 最初の写真は、僚機857号機と重連で待機する姿(写真)。この頃はまだ安心していました。夢のような時代です。



 稲沢の愛知機関区にて、単機で待機する姿(写真)。電車の、車窓からです。



 別の時、稲沢にて(写真)。稲沢駅ホームからの眺めです。



 平成27年5月、大宮のイベント時の展示、JR貨物大宮車両所での最終全検を記念した展示です(写真)。遅くともその6年後、令和3年5月までに、JR貨物のDD51は全機引退する、そういうことです。以降検切れ廃車が続出、様相が一変しました。



 稲沢で、待機の姿(写真)。僚機、電機、他多数です。



 そして関西線貨物運用、石油タキを1156号機と重連で牽く姿(写真)。DF200導入で、真っ先に消えた風景です。


 同機がJR貨物最後のDD51となるかは不明ですが、いよいよ名機が貨物を牽く姿も消える、そういうことです。時代です。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Diesel Locomotive#79

2019-08-12 | 鉄道写真


 それでは、連載第79回目は、DD51 899をお届けします。


 写真は、稲沢でしょうか、庫内で連結手を載せ移動しています(写真)。



 また別の時、稲沢での一枚(写真)。庫内で留置されます。


 800番台、899まで来ましたが、900番台は試作機の番号であることから、使用しません。しかし、800番代の生産はこれが最後ではありません。それが、次回です。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Diesel Locomotive#78

2019-08-08 | 鉄道写真


 それでは、連載第78回目は、DD51 897をお届けします。


 高崎駅のイベントで実現したDD51の4並び、一番西側がDD51 897でした(写真)。寝台特急「日本海」を掲出しますが、これは羽越本線が非電化であった時代の姿です。


 800番台とはいえ、DD51が一か所に集結するのは、滅多に無いことです。再来は、期待出来ません。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Diesel Locomotive#77

2019-08-07 | 鉄道写真


 それでは、連載第77回目は、DD51 896をお届けします。


 四日市駅構内、コンテナ貨物を牽き待機する、896号機(写真)。国鉄色を維持します。



 続いては、愛知機関区にて停泊する、896号機(写真)。陸橋からの写真です。



 同じく、稲沢からの眺め(写真)。


 末期まで国鉄色を維持した同機ですが、現在はどうでしょうか。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Diesel Locomotive#76

2019-08-06 | 鉄道写真


 それでは、連載第76回目は、DD51 895をお届けします。


 JR東日本高崎運転所所属だったらしく、JR貨物高崎機関区の65Pイベントでは、片隅に停まっていました(写真)。



 雨の中で、新前橋電車区(現「高崎車両センター新前橋支所」)50周年イベントで、国旗を掲揚する895号機(写真)。お召し予備機でもあるようです。



 高崎駅のイベントで、寝台特急「出雲」のヘッドマークを掲出する、895号機(写真)。DD51の4つ並びは、今後そうも見られる姿ではありません。


 主として旅客と工臨で使用されるのでしょう、SGが無くても今は旅客に影響が無く、お召し機もある位ですから。当分は安心したいのですが。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Diesel Locomotive#75

2019-08-04 | 鉄道写真


 それでは、連載第75回目は、DD51 893をお届けします。


 最初は、夕刻の桑名駅に入線する893号機(写真)。四日市発のコンテナ貨物を牽きます。



 続いては、塩浜貨物駅にて出発を待つ893号機(写真)。青の更新色です。



 末広可動橋を通過する姿(写真)。昔はこの位置での撮影は可能でしたが、現在は出来ません。



 赤の更新色で、末広可動橋を通過する姿(写真)最後は、大体この色でした。



 愛知機関区で、停泊する姿(写真)。



 その後には、庫内で移動、引退寸前の休車の位置でしたが、「一休車」は入っていません(写真)。しかし、北海道からの移籍組もあり、引退、解体されたと思われます。


 あれは、正に奇跡でした。もう、夢は。終わりつつあります。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Diesel Locomotive#74

2019-08-01 | 鉄道写真


 それでは、連載第74回目は、DD51 892をお届けします。


 関西本線八田でしょうか、小単位のコキを牽く892号機(写真)。長い時には、行き違い場所を戻ったこともあります。



 これは四日市でしょう、セメントタキを牽き出発を待つ姿(写真)。



 四日市市内、セメントタキを牽く姿(写真)。富田と四日市のピストン輸送、これが置き換えられれば、DD51の貨物機としての用途は終了です。



 僚機853号機と共に重連で、冬季の石油需要期のタキを牽く、892号機(写真)。最初に無くなった運用です。


 DF200 200番代は逐次改造が進み、充足も時間の問題です。いよいよ、その時が来たようです。


 それでは、次回をお楽しみに。

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