それでは、連載第78夜は、平成20年初冬の尾久車両センターのイベントをお届けします。
この年は、新貴賓車編成、皇族のお召しにも使用される新型電車、E655系のデビューの年で、多くのファンがこのイベントで展示されたこの車両を撮り、私も撮りました。しかしあれは昼行用の編成で、夜行ではないので、残念ながら載せません。
このテーマでの最初は、カヤ27-501です(写真)。「カシオペア」E26系の電源車カハフE26-1の予備車、カニ24 100番代を改造し誕生しました。使われなければ良い車両ではあります。
続いては、「夢空間」オシ25-901です(写真)。豪華食堂車、「カシオペア」登場でほぼその役目を終え、今後の去就が注目されました。
左「星ガマ」EF81 86「田」、ヘッドマークは「エルム」、右「レインボー」塗色のEF65 1118「田」、ヘッドマークは「銀河」です(写真)。
EF81の反対側は「ゆうづる」でした(写真)。「星ガマ」はともかく、確かにあった運用です。
DD51 842、ヘッドマークは「あけぼの」です(写真)。このような運用の列車もあったのか。
EF60 19は、「彗星」のヘッドマークを装備しています(写真)。ブルトレ用に500番代もありましたが、高速性能の問題から早期に貨物用となりました。
DD51 842の反対側は、「はくつる」です(写真)。昭和43年以前、盛岡以遠で実際にあった運用です。
最後は、マヤ34 2004、「高速軌道試験車」です(写真)。E491系、及びキヤ193系の登場で、運用は無くなり、当時既にこのような状態になって尾久の側線に留置されました。
他昼行用の車両も多く、架線柱も架線も無い同所のメリットを生かし、最大限撮影しました。まだ、良い時代でした。
それでは、次回をお楽しみに。