EF10に続く、EF11、EF12、EF13、EF14は現存が無く、EF15へと進みます。特にEF13は、中央東線普通運用で、新宿駅中距離ホームで山男然としていた姿を見ていただけに、記録が無く残念です。
EF15は、戦後貨物標準型として設計された機関車で、202輌が製造されました。当時の旅客標準機、EF58と同時期に増備された関係で、共通点も多いとされます。また、勾配区間用に回生ブレーキを装備したEF16の種車でもあります。
写真は、吹田市にて保存される、EF15 120です(写真)。貨物ターミナル脇の、遊歩道の中間にあり、撮影の難しい場所です。
なお、その姿は、ED16の1B-B1の軸配置を、1C-C1とした姿です。つまり先台車デッキ付きのあのスタイルは、新性能電機が登場するまで変わらなかったのでした。ある意味、完成形であったのでしょう。
暫くは、同型機の紹介となりそうです。ご期待下さい。
それでは、次回をお楽しみに。