それでは、連載第340回目は、衣浦臨海鉄道KE651をお届けします。
KE65形は、国鉄DE10同形の機関車、1,2,3,5の4両が製造され、後2と3が売却されるも、輸送量の復活でDE10を2両購入、これに再び2と3を付番し、現在の態勢となっています。重量が約65tのため、この番号になっています。
写真は、貴重な姿、KE651が運用に就き、大府から東成岩まで、更に付け替えを行い、車庫のある半田埠頭まで牽引する、1日1往復の運用です(写真)。国鉄色そのままなのが、良いところです。
衣浦臨海鉄道半田埠頭のイベント時、庫内に置かれたKE651(写真)。この時点では既に休車で、今後どうするか検討中とのことでした。
DE10系列の保守における最大の難点は、車軸毎に独立しAAAと表記される、3軸台車です。ブレーキ力増大には効果的ですが、整備が非常に困難、外部委託も検討中と、この時には言っていました。寧ろDD51を導入しようか、等の話もあり、今となっては悩ましい問題となっています。
それでは、次回をお楽しみに。