ヨルガオにはかなわない

最近の私は、自分でもどうしていいか分からないくらい落ち着きがない。いつも次には何をしようか、何をしなければならないかを考えている。そして次々に行動をおこす。だから、何もしていないときは落ち着かない。
待て待てといつも自己コントロールしているが、気持ちとは裏腹に動いている。まるで籠の中のハムスターが車輪の中でこちょこちょいつも動いている感じである。
していることに統一性がないから、周りのものに自分がしていることの根拠の説明をするときも、心にもないことを話して正当性を保とうとする。
今日の夕方、そのもやもやした気分のままある用事をして家へ帰ろうとしていた。私の家が近づいてきた。すると、ブロック塀のところに何かしら白いものが二つ見えた。車を止めて見ると、ヨルガオだった。
今年のその花はご難続きで、台風、病気、虫の食害などと花にとっての災いが続いた。だから、蕾が出来て、少し膨らみ咲こうとするが、なかなか満足に咲かなかった。ところが、今日初めて二輪咲いたのである。
よかった。今年もヨルガオを見ることが出来た。それにしてもその佇まいの清楚なことよ。私のこんがらかった心のうちとは違い、整然とそして凜と気高く咲いたのである。見方によっては妖しげな美しさを感じさせもする。
自然の摂理に従い、屈託がない。過去にあれこれ苦しんだことなど微塵も感じさせない美しさである。私は、その花に完全に負けてしまった。


最近の私は、自分でもどうしていいか分からないくらい落ち着きがない。いつも次には何をしようか、何をしなければならないかを考えている。そして次々に行動をおこす。だから、何もしていないときは落ち着かない。
待て待てといつも自己コントロールしているが、気持ちとは裏腹に動いている。まるで籠の中のハムスターが車輪の中でこちょこちょいつも動いている感じである。
していることに統一性がないから、周りのものに自分がしていることの根拠の説明をするときも、心にもないことを話して正当性を保とうとする。
今日の夕方、そのもやもやした気分のままある用事をして家へ帰ろうとしていた。私の家が近づいてきた。すると、ブロック塀のところに何かしら白いものが二つ見えた。車を止めて見ると、ヨルガオだった。
今年のその花はご難続きで、台風、病気、虫の食害などと花にとっての災いが続いた。だから、蕾が出来て、少し膨らみ咲こうとするが、なかなか満足に咲かなかった。ところが、今日初めて二輪咲いたのである。
よかった。今年もヨルガオを見ることが出来た。それにしてもその佇まいの清楚なことよ。私のこんがらかった心のうちとは違い、整然とそして凜と気高く咲いたのである。見方によっては妖しげな美しさを感じさせもする。
自然の摂理に従い、屈託がない。過去にあれこれ苦しんだことなど微塵も感じさせない美しさである。私は、その花に完全に負けてしまった。
