朝霧
2018年(平成30年)7月9日(月) 晴れ
朝 目覚めて、ふと思った。
5年前、会社を辞めて、すっかり自由になったはずだが、
いつの間にか、自分自身の生き方、過ごし方を忘れてしまったらしい。
街に出る。
巷にはこれだけ人があふれているというのに、今現在、私自身の周囲には
ただ一人の知人もいない。
一人、スタバでコーヒーを飲んで、無為な時間をやり過ごす。
弟は、夜明け前に家を出て、陽が落ち暗くなって、やっと仕事から戻ってくる。
「夕飯は・・・?」の問いに、「いらない」という答えが決まり文句。
「そうか・・・。」
私はそのまま、惚けたように、パソコンに目をやる。
私には弟の食べたくなるような夕食を作る技術がない。
それはすっかりあきらめている。
とは言え、実際問題、それほどまずい飯だとも思わないのだが・・・。

要するに、そう・・・、「好みの問題」なのだと思って慰めている。
何か言ってくれる人がそばにいないと、迷いが折り重なっていく。
朝霧や、我独りいて、窓越しに、空見るごとに、迷い重なる。
迷いを語る友もなく。
どこか遠く、見知らぬ土地へ旅に行ってみたい。
誰も私を知る者のいない土地で、古い自分、そして新しい自分を探してみたい。
目的を持った生き方・・・?
どう生き終えるか?
偉そうに、世のため人のためと考えても、結局は他人には、他人なりの生き方、
そして考え方があるのではなかろうか?
今頃になって、そんな事を考えるようになった。
やるべき事があるというのは、それがたとえ遊びであっても、価値があるのでは
ないか?
過去の職場、出会う人、出会う人、総てがいい人ばかりだった。
これは、お世辞でも何でもない。
本当にそう感じている。
だからこそ、こうして一人になってみると、何ともやるせない気分になってくる
のかも知れない。
2018年(平成30年)7月9日(月) 晴れ
朝 目覚めて、ふと思った。
5年前、会社を辞めて、すっかり自由になったはずだが、
いつの間にか、自分自身の生き方、過ごし方を忘れてしまったらしい。

街に出る。
巷にはこれだけ人があふれているというのに、今現在、私自身の周囲には
ただ一人の知人もいない。
一人、スタバでコーヒーを飲んで、無為な時間をやり過ごす。

弟は、夜明け前に家を出て、陽が落ち暗くなって、やっと仕事から戻ってくる。
「夕飯は・・・?」の問いに、「いらない」という答えが決まり文句。
「そうか・・・。」
私はそのまま、惚けたように、パソコンに目をやる。

私には弟の食べたくなるような夕食を作る技術がない。
それはすっかりあきらめている。
とは言え、実際問題、それほどまずい飯だとも思わないのだが・・・。


要するに、そう・・・、「好みの問題」なのだと思って慰めている。

何か言ってくれる人がそばにいないと、迷いが折り重なっていく。
朝霧や、我独りいて、窓越しに、空見るごとに、迷い重なる。
迷いを語る友もなく。
どこか遠く、見知らぬ土地へ旅に行ってみたい。

誰も私を知る者のいない土地で、古い自分、そして新しい自分を探してみたい。
目的を持った生き方・・・?
どう生き終えるか?
偉そうに、世のため人のためと考えても、結局は他人には、他人なりの生き方、
そして考え方があるのではなかろうか?
今頃になって、そんな事を考えるようになった。
やるべき事があるというのは、それがたとえ遊びであっても、価値があるのでは
ないか?
過去の職場、出会う人、出会う人、総てがいい人ばかりだった。
これは、お世辞でも何でもない。
本当にそう感じている。

だからこそ、こうして一人になってみると、何ともやるせない気分になってくる
のかも知れない。