「I AM ZLATAN」ーズラタン・イブラヒモビッチ著、ダビド・ラーゲルクランツ著を読みました。「ミレニアム」の本が面白かったので、ラーゲルクランツが書いた他の本を読みたいと思って調べたらこちらの本が出てきました。私は題名が気に入ってすぐに図書館に予約しました。副題にもあるようにズラタン・イブラヒモビッチの自伝です。私はズラタンを知りませんでした。読み進めるとサッカーの有名な選手でした。息子に本を見せて知っているか尋ねたら「ズラタンは知らなかったがイブラヒモビッチは知っている」と言っていました。やはり世界的に有名な選手だったのです。スウェーデン生まれですが、お父さんはボスニア人、お母さんはクロアチア人で、スウェーデンのマルメの移民地区ローゼンゴート出身です。貧しくていろいろな国の人が住む地区育ちですから差別されていました。ズラタンは苦労してきたので差別が大嫌いです。栄養が足りず体は小さくて細かったそうです。1流の選手の努力は1流です。試合ではアドレナリンを出して自分を奮い立たせるために怒り狂って戦います。移民地区で育っているのでいろんろな国のいろんな選手をまとめる力がありました。サッカーが好きな人が読んだらさぞかし面白いと思います。サッカー界の有名人が一杯登場します。サッカーを知らない私も体を張って勝負する世界の苦労がわかりました。監督からも学びます。
「尊敬は得るものではない。つかみ取るものだ」ーファビオ・カペッロ
「イブラヒモビッチは我々の闘争の象徴だ」「ファミリーとして結束しないと勝てない」ーマッシモ・モラッティ
イブラヒモビッチは言います。
「世の中には何千もの道がある。中には曲がりくねった道や、通り抜けにくい道もあるだろう。しかし、そんな道が、最高の道であることもある。”普通”とは違う人間をつぶそうとする行為を俺は憎む。もし俺が”変わった人間”じゃなかったら、今の俺はここにいないだろう。もちろん俺みたいなやり方はお勧めしないぜ。ズラタンのマネをしろとは言ってない。ただ、『わが道を進め』と俺は言いたい。」
以下はイブラヒモビッチの輝かしい成績です。
- アヤックス: 74試合で35得点
- ユヴェントス: 70試合で23得点
- インテル: 88試合で57得点
- バルセロナ: 29試合で16得点
- ミラン: 32試合で28得点
- パリ・サンジェルマン: 122試合で113得点
- マンチェスター・ユナイテッド: 33試合で17得点
- LAギャラクシー: 58試合で53得点
- ミラン (再加入): 64試合で34得点
2024-3-7(木) 図書館資料 請求記号:783.4/イ