シドニー・シェルダンの「異常気象売ります」を読みました。今まさに異常気象でこの2,3日11月とは思えないような暑さです。最初は小春日和と喜んでいましたが、汗が出始めて、観測史上記録的な気温と報道されればこの本に出てきたことが思い出されます。この本は気象を操る装置を開発した兄弟の小説です。平和に利用されるのであればいいのですが、どんな便利な装置も人間の中には兵器として利用することを考えます。実際に20世紀には研究されていたそうです。自由に干ばつをおこしたり、台風や竜巻まで起こせるとしたら、怖いです。大雨洪水を防げたり、台風の威力を弱めたりできないものかと思っていましたが、実際には出来るのかもわかりません。しかし自然を操るのは神の領域で人がするものではないのでしょう。シドニー・シェルダンの小説は若い時によく読みましたが、飽きてしばらくは読んでいませんでした。久しぶりに読むと、相変わらず展開が早くてスピーディーで読み始めると面白くて止まりません。そんなことありえないとは思っても面白いです。ただし読み終わったらそれでお終いで、読後の心にしみるものはありません。今回は異常気象について考えさせられました。
2020-11-15(日) 図書館資料 請求番号:933/シェー1、シェー2
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