2年生になってから、急にオケや室内楽の活動が増えた上の娘。
週に1度、数時間のバイトさえも入れられなくなって来ました。
普通の大学生であれば、交遊費、サークル活動費くらいは、
バイトで簡単に稼ぐことができるし、
もう少し頑張れば、合宿代や服代だって出ることでしょう。
大学生にとっては、授業と同じくらい当たり前のバイト。
それができないというのは、親にとっては非常に痛い
音大生、特に弦楽器専攻なのに、せっせとバイトに精を出せてしまうというのも、
それはそれで問題かもしれませんが、
娘と同じようにオケや室内楽をいくつも抱えていても、
上手くバイトを組み込んで頑張っている子たちがいるのも事実。
要は時間の使い方なのかもしれませんが、なかなか難しい課題です。
夏休みのように、時間がたっぷりある時こそ頑張り時です。
先日は、面白いバイトのお話を頂いたので、一も二もなく引き受けていました。
「夏休み特別公演 N響ほっとコンサート」というN響の公演の中に、
「N響メンバーによる楽器体験工房」というプログラムがありまして、
そのお手伝いをするというものです。
拘束時間は朝から晩までとかなり長かったのですが、
実働は3時間ほど。
午前中にゲネプロがありまして、それはすべて鑑賞させてもらえたそうです。
「Let's enjoy FILM MUSIC ♪」というタイトルで、
N響には珍しく、クラシックではなく映画音楽の名曲集という曲目。
ゲストは、May J.。
「アナと雪の女王」「レ・ミゼラブル」「タイタニック」を歌ったそうです。
ゲネプロだというのに、力を抜かず、本番同様の熱唱だったそうです。
彼女は音感がきちんとある上、
しっかりオーケストラの音を聴くことができる人だそうで、
娘は「すごかった! 感動した!」と興奮した様子で話してくれました。
席が残っていれば、本番も観ても良いということだったのですが、
残念ながら、満席だったのでそれは叶いませんでした。
肝心なお仕事の方ですが、
「N響メンバーと一緒に、見て、触って、音を出してみよう!」
ということで、娘はヴァイオリンのコーナーでお手伝い。
数ある楽器コーナーの中で、ヴァイオリンコーナーが一番人気だったとか。
小さなお子さんから大人まで長蛇の列ができていたそうです。
基本的には、N響の錚々たるメンバーが担当されるのですが、
恐れ多くも、うちの娘も小さい子たちを中心に担当しました。
N響メンバーではないのにいいのか?とも思いますが、
ま、いいのでしょうw
中には、音大を目指しているような中学生くらいのお子さんもいて、
いきなり難しいテクニックの質問をされ、あたふたしてしまったりもしたとか。
初めて楽器に触れた小さなお子さんでも、最初からきれいに音を出せる子もいれば、
なかなか音を出せない子も。
それでも、どの子も自力で音を出せると、キラキラした笑顔を見せてくれて、
それがとても嬉しかったと言っていました。
天下のN響のメンバー(さすがにコンマスは不在でしたが)が
子供や初心者に指導をするのを横目で見ながら、娘は、
「私こそ指導してもらいたいよ!」とずっと思っていたとか。
そりゃそうでしょうねー
空き時間に、渋谷で有名なソフトクリーム屋さんへ。
同じ音大の男子3人と一緒に。
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