クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

額装のこと

2021-01-22 | 日記

部屋の内装やインテリアにこだわりを持つ人が

多いフランスでは、絵画、版画、ポスター、

真、布など、気に入って手に入れたものを

の額縁に無造作に入れて飾るなどということは

あまりなく、プロに額装をオーダーしたり、

ルフで材料を用意して自分のセンスで額装した

り、ということの方が多いように思います。

額装屋さんもあちこちにありました。

私も、パリ15区にあるお店で、10点以上額装し

てもらいました。

言葉に問題がなく、自分のセンスに自信がある

フランス人であれば、額装したいものを手に、

こんな風に仕上げたいと要望をしっかり伝える

ことができるのでしょうが、フランス語が喋れ

ず、額装初心者の私の場合は、これにはどんな

額装が合うかしら?とほとんどお任せにしてい

ました。

そうすると、手早く、3種類ほどサンプルの額縁

用の枠を選んでくれます。

その枠を、持って来た作品の角に合わせ、見せ

くれます。

自信たっぷりに、どう?と聞いて来る時もあれ

ば、自分が予想したマッチングでなければ聞く

こともせず、早々に外して、また別の枠を選ん

持って来たり。

私がそれいいね!と言っても、自分が気に入ら

ければ、「いや、あまり良くないね🤔」と

はっきり言って来ます。

自分が納得する組み合わせにならないとなかな

か良しとしてくれないので、いつも時間がかか

りました。

フランス人のマダムなど、よく熱い討論のよう

なっていましたが、そういうのを楽しむのが

ランス人なんですよね。


昨日お見せしたガウディ建築の絵も、その結果

出来上がった額装なのです。

隣に飾っている絵の額縁も、同様に額装しても

らったものです。

当時いつも娘たちの楽譜を買いに行っていた楽

譜屋さんで、「この楽譜のこの表紙はこれ1冊し

ないレア物だ。」と言われ、実際とても素敵

な表紙だったので、楽譜自体は必要なかったの

ですが購入しました。

光って見難いですが、こちらです。




そして、私の急な思い付きで移動を余儀なくさ

れた絵はこちらです。







こちらももちろん額装してもらったものです。