クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

悠久の時を旅する

2023-03-27 | 日記



1月末のことになりますが…

恵比寿にある 「東京都写真美術館」 催さ

れていた写真展 「星野道夫 悠久の時を旅す

る」  を鑑賞しました。












サブタイトルは、

「私はいつからか、自分の生命と、自然とを

切り離して考えることができなくなってい

た」



















20歳で足を踏み入れたアラスカの村の記録か

ら、亡くなる直前まで撮影していたカムチャ

ッカ半島の写真までを紹介する写真展。


星野道夫さんのことは、厳しい自然の中で息

づく野生動物の姿を記録する写真家…と認識

してました。

が、そうした稀有で心打つ素晴らしい写真だ

けが、彼の表現するものではなかったことを

知りました。

極限を生きる動物たちの真摯な姿から影響を

受けた彼の考え方や、彼の放つ深くて美しい

言葉の数々に、私は驚かされ、そして

受けました。

以下、星野道夫さんの残した言葉です。


「ぼくたちが毎日を生きている同じ瞬間、も

うひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れ

ている。 日々の暮らしの中で、心の片隅にそ

のことを意識できるかどうか、それは、天と

地の差ほど大きい。」


「日々生きているということは、あたりまえ

のことではなくて、実は奇跡的なことのよう

な気がします。 つきつめてゆけば、今自分の

心臓が、ドク、ドクと動いていることさえそ

うです。」


「何も生み出すことのない、ただ流れてゆく

時を、大切にしたい。 あわただしい、人間の

日々の営みと並行して、もうひとつの時間が

流れていることを、いつも心のどこかで感じ

ていたい。」



心満たされ、美術館を後にし、空を見上げる

と、この日の空も凄かった!












ランチは、上海駐在時代に数え切れないほど

通った大好きな「鼎泰豊」へ。





いつも並んでいますが、昼遅めの時間だった

で、すぐに席に通されました。
























上海の味とは若干差がありますが、それでも

十分美味しかったです😊

鼎泰豊の小籠包は最高です🥰

写真は撮り忘れあり🥲