クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

ロビーコンサート25

2013-07-27 | 日記

木曜日、ホテルオークラのロビーコンサートに行ってきました。



ホテルオークラでは、メセナ活動の一環として、

1987年から四半世紀にわたり、

毎月25日にこのロビーコンサートを開催し続けているそうです。

素敵!

さすが、ホテルオークラ!

今回は、ヴァイオリニストの成田達輝さんが出演されるということで、

娘たちと3人で行って来ました。

成田さんは、21才という若さで、↓のような輝かしい経歴をお持ち。



ロン・ティボーにしろ、エリザベートにしろ、

世界中から精鋭が集まってくる超有名、超難関国際コンクール。

そこで、第2位とかすごすぎる。

素晴らしすぎる。

私と上の娘は、成田さんが高校2年生の時からその存在を知っていました。

にもかかわらず、この日まで成田さんの演奏を聴いたことは一度もありませんでした。

今から遡ること4年前、上の娘が中2の時、

当時成田さんが通っていた音大付属高校を受験しようかとうっすら考え始めていました。

中2の夏休み、その高校の夏期講習会を受講しました。

その時に、学校の代表として演奏を披露した優秀な生徒の1人が成田さんでした。

が、バッドタイミングなことに、まさに成田さんが演奏する時間に、

娘はレッスンが入っていたのです。

そのレッスンの先生というのが、これまたどんな縁なのか、

現在師事しているK先生だったわけですが、

そのレッスンがあったがために、成田さんの前の出番だったピアノ演奏は聴けたものの、

肝心な成田さんの演奏は聴けなかったのです。

まさか大切なレッスンに遅れて行くわけにはいかないので、

後ろ髪を引かれる思いで、その場を去りました。

「残念だね~」「聴きたかったね~」「レッスンと重なっちゃうとか最悪~」

などと娘と悔しがりながら歩いていたその先に、

黒い衣装に身を包んだ王子様が!

それが成田達輝くんでした。

私たちの会話が耳に入ってしまった成田くんは、

ちょっと困ったような表情で会釈してくれました。

私は、

「聴けなくて残念ですけど、頑張ってくださいね。」

みたいなことを言いました。

すると、成田くんは笑顔で、

「ありがとうございます!」

と答えてくれました。

うぅ、なんてイケメン!

名前を呼ばれた成田くんは、そのまままっすぐ歩いていき、

ホールの中に入っていきました。

大きな拍手に迎えられていました。

・・・とまあ、これが最初の出会いで、

以来、娘と私は、ずっと成田くんのことを気にするようになり、

その活躍を喜んでいたのです。

今はパリのコンセルバトワール(CNSM)で学んでいる成田さんが、

ロビーコンサート25に出演するという情報を上の娘がつかみ、

私たちは当然の如く聴きに行ったわけなのです。

しかも、偶然にも、娘が現在練習中で、

K先生の夏のセミナー内で行われるコンサートで弾く予定の曲、

「ヴィエニアフスキの華麗なるポロネーズ」が曲目に入っているという奇跡。



さらに、同じくセミナー内で行われる無伴奏コンサートで弾く予定の曲が、

これまた「パガニーニの無伴奏カプリス」という偶然。

娘は16番を弾くので曲は違いますが、勉強になることは間違いありません。

これはもうほんと、行くしかない!

初めて聞いた成田さんの演奏は、とてもフランス的でした。

おそらく、留学前と現在とではだいぶ弾き方が変わったんじゃないかなと思います。

以前を知らないのでなんとも言えませんが、そんな気がします。

ボーイングが空気を多く含むというか、軽い感じで、

フランス的なのです。

ちょっと意外な感じがしました。

コンチェルトを聴けば、また印象が変わるかもしれません。

それにしても、超絶技巧満載のパガニーニのカプリスを、

いとも簡単に事も無げにさらっと弾いてしまう辺り、さすがです。

娘も、とても勉強になったと言っていました。

私も娘も、成田さんの「華麗なるポロネーズ」は目から鱗で、

激震が走りました。

これは評価が分かれるところだと思いますが、

娘は、「華やか感じがする」「これも受け入れられる」

と気に入ったようでした。

もう一つ重要な点。

成田さんは、相変わらずイケメンでした



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