中国語に、「班門弄斧」という四字熟語があります。「魯班の家の前で手斧(ちょうな)を振り回す」、つまり、「プロの前で自分の腕前を得意気にひけらかす」という意味。似たような諺に、「関公面前耍大刀(関羽の前で刀を振り回す)」というのがあります。いずれも「身の程知らず」という訳が付きます。/実は今日、無闇に自己評価の高いひとに接し、ついこんな熟語を思い出してしまったのです。その誰かをあげつらうことは生産的ではなく、本意でもありませんが、こんなことを考えました。/ある専門や分野でずっと進歩しつづける人というのは、どんなレベルに達しても、自分の粗(あら)を見過ごせず、それを克服すべく、さらに上を目指さずにはいられないようなタイプの人だということ。 そういう人は日頃から、「自分には~が欠けている」という具体的な課題意識が強いため、自ずと謙虚さを持たざるを得ないということ。 それゆえに、他人との比較には興味がなく、他人からの評価も気にしなくなること。 (タイムリーにこんな本も見つけました→榎本博明 『薄っぺらいのに自信満々な人』日経プレミアムシリーズ)
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