蝉の声
2008-01-12 | 詩
真夏の静かな青さの中
蝉たちの鳴き声がこだました
たくさん汗をかいて飛び起きたのは
安アパートのベットの上
ベランダから
蝉の声が止まない
何故だろう?
真冬に蝉の声が聴こえた
貴方の記憶の中から
僕の存在が薄れやがて擦り切れ
フィルムが役に立たなくなった瞬間から
僕は貴方に存在を抹消される
消えてなくなる
誰かになり誰かを忘れる
忘却とは
大切ななにかを失うこと
全体どういうことなのだろう?
時間の流れが
出会いと別れを峻別する
さよなら なんて云いたくなかった
さよならは哀しい
過ごした思い出は
まるで在りもしなかったかの如く
僕は
この「世界」に存在を許されなかった
何故だろう?
真冬に蝉の声が聴こえる
お日さまの下で眠る僕
出来るなら
さよならよりも
またねと云いたい
蝉たちの鳴き声がこだました
たくさん汗をかいて飛び起きたのは
安アパートのベットの上
ベランダから
蝉の声が止まない
何故だろう?
真冬に蝉の声が聴こえた
貴方の記憶の中から
僕の存在が薄れやがて擦り切れ
フィルムが役に立たなくなった瞬間から
僕は貴方に存在を抹消される
消えてなくなる
誰かになり誰かを忘れる
忘却とは
大切ななにかを失うこと
全体どういうことなのだろう?
時間の流れが
出会いと別れを峻別する
さよなら なんて云いたくなかった
さよならは哀しい
過ごした思い出は
まるで在りもしなかったかの如く
僕は
この「世界」に存在を許されなかった
何故だろう?
真冬に蝉の声が聴こえる
お日さまの下で眠る僕
出来るなら
さよならよりも
またねと云いたい