マロが来てからずっと、一日でも早く3ワン仲良くなってほしいと思っていたが、なかなかうまくいかず心の中で葛藤していた。 でも、考え方を変えることにした。クロは、マロがカラーをつけている間、本当に優しく見守ってくれていた。 マロのことが嫌で嫌でしかたがなかったら、そんなこともしないはず。
抜糸後ますますパワーアップしたマロなので、室内でフリーにしたら、カラーをつけていた時のうっぷんをはらすかのように暴れだす。マロにイライラし、オモチャの取り合いなどで大げんかになったりしたが、シニアの仲間入りしているコロクロが、孫のようなマロを見るのは疲れるんだと、ふと思った。 おとなしければいいけれど、パワー炸裂のマロでは、シニアーズにとっては鬱陶しいだけなんだ。ただ、それだけのことなんだと思えるようになった。
シニアーズの、ゆったりしたおだやかな時間が壊される。 それはマロが悪い訳じゃない。 チビッコマロは何にでも興味があって、オモチャだって振り回して遊びたい。そういう年齢なんだ。 だから、ハイパーまろっしーとコロたちを、なんとか仲良くさせようと思うんじゃなく、時期を待てばいいだけのことなんだ。
マロがカラーをつけていた間はクロもあんなに優しかったし、今はケージに入っていればコロだって隣で寝てくれる。だから、わざわざのんびりしているコロたちのところに、マロをフリーにさせるなんていう必要は、今はないって、すっかり心が割り切れた。
フリーで遊ばせるのは下だけで、マロをフリーにするときは、クロは下に降りられないようにする。 マロはケージにいる時間が長いかわりに、行ける日はなるべくランに連れて行き、しっかり遊ばせることにした。 そう割り切ったら心が軽くなった。 悩まなくたって、それでいいんだって。
さて、そのランなのだが、『犬のしつけ広場』ということろ。 ここはボランティアさんが運営管理しているところで、申請をして許可がおりた会員のみ入れるのだ。使用料の代わりに、月に1回30分の草刈りのお手伝いをする。 そのほかにも、いろいろな規約がある。犬に服を着せない(犬同士のボディーランゲージが伝わりにくくなるから)、広場内での写真禁止(クロがいた頃はこの規制はなかったが、カメラに気をとられて広場全体の犬の動きが見えなくなるからとのこと。自分の犬だけがいるときはOK) 玩具・フードの禁止(異物誤飲・喧嘩の予防。自分の犬だけの時はOK) 場内での首輪は緩みのないものでハーネスは禁止(じゃれあったりするときに、ひっかかるのをふせぐため) など、他にもいろいろな禁止事項がある。 面倒なようだけど、ランでのトラブルは良く聞くので安心である。 なんといっても、他のランより、我が家から近いのがいい。