東港の近くに、橋を渡って行ける大島と筒島というところがある。午後の船の時間は12:30のあとは14:50。東港あたりに着いたのは1時50分頃だったので、どちらかの島に行くことにした。(両方行くには無理そうだったから) 出港までには1時間ほどあったが、台風並みの強風になってきたためか、港には建物の中や風を避けられるような場所に多くの人が集まっていた。私たちは、強風で欠航になったらどうしようなどと話ながら『佐久島のお庭』のある大島に渡ることにした。橋の上では真っ直ぐ歩くのが困難なくらいの風。
大島に渡る橋の中間地点くらいにあるイーストハウス。子供たちが階段を上っていたが、吹き飛ばされて落ちないか心配になった。子供たちは落ちなかったが、パパの帽子が吹き飛ばされた。俊敏な動きの女の子が海に落ちる前に拾ってくれ、無事に帽子はパパの元に戻ったが。
大島。ここには梅園があるので2月の中旬頃は綺麗に咲いているんだろうな~。(写真奥に梅の木が並ぶ)
顔出し看板の絵にあった海神様。
佐久島のお庭。
綺麗な青空。これで強風じゃなかったら最高なのに。
私の髪で、風の強さがわかるかなぁ。港に戻ろうと再び橋を渡っていると、出港までにあと30分ほどあるのに船に乗っている人たちの姿が見えた。「ねぇ、船、早く出ちゃうのかもよ」 と大急ぎで港に向かうと、臨時便を出すから乗るなら急いでと言われギリギリで乗り込む。
左は出港してすぐの写真、その後は上下にものすごく揺れ、右の写真のように海水で外が見えなくなる。そのうち写真を撮っているどころではないような揺れ+キャーキャー叫び続ける子供たちの声の相乗効果により、絶叫マシンを超える最強アトラクション(?)のようになった。私たちは立っていたが、船が大揺れするたびに屈伸運動。行きの船では寝ていたクロも、バッグの中でゴソゴソ動いていた。きっと、何が起きているかわからなくて怖かっただろうなぁ。コロだったら気絶しているな。
いや~、あんな波でも運航しちゃうのね。すごい。欠航になって帰れなくなったら、それはそれで困るけど。船をおりたあと、クロはいろんな方から「よくがんばったね」「えらかったね」と言われていた。無事に港に着いて本当に良かったわぁ。
最後は港の横の、お魚ひろばで買い物をして帰宅。午後からの台風並みの強風と難破するかもなんて思える揺れの船旅は、クロの10歳記念の忘れられない強烈な想い出になった。