穏やかに生活していたシニアさんの中に突然仲間入りした暴れん坊。「多頭飼いは最高~!」とずっと思っていたけれど、「最高なのは、相性が良かった場合なんだな」と思うようになりました。
特にクロマロの相性が悪く、クロのストレスは相当のものだったと思います。パピーなのに自分が一番上と勘違いしているようなマロ。思い通りにならないとガウガウしてくるので、クロもイライラして喧嘩をするようになりました。そしてクロは体調を崩しただけだなく、赤ちゃんの時から大好きだったコロに対しても唸ってみたりするようになり、コロクロの関係までおかしくなってきました。でも、やっぱり最後にはコロのそばに行っていたので、コロ姉さんを頼りにしていたんだと思います。
マロが避妊手術をし、いっときだけおとなしくしくている時がありました。母の日に買ってもらった3ワンとも入れるカート。仲良く入っていますが、仲良く見えるだけです。カラーが取れたら、マロはさらにパワーアップしていきました。
マロの面倒を見てくれようと頑張ってくれていたコロですが、クロと違ってマロに怒ることをしないので、マロがだんだんコロに対して「自分の方が上」という態度を取るようになってきました。気性が激しいマロだったので、パピー教室~犬の幼稚園まで3カ所も通いましたが、なかなかその気質は改善されませんでした。
私自身、マロが来てから3ワンの関係で悩むだけでなく、思い通りにならないと噛むようになってきたマロに手を焼いていました。マロからしてみれば、その有り余りすぎる体力を発散させて遊ぶのにシニアさん相手では全然物足りず、マロにもストレスがたまっていたんじゃないかと思います。それでも、3ワン連れでお泊まり旅行にも出かけたりしていました。
新年、初詣に行った先々で3ワンが仲良くなれますようにと祈っていたところ、偶然チャロとの出会いがありました。マロを迎えたときのこともあり、トライアルでそれぞれの子と会わせてみました。コロクロマロのどの子も自然にチャロを受け入れ、チャロも性格の全然違う3姉さんのもとに静かに挨拶にいけたので、末っ子として迎えることになりました。
特にコロは母性本能を発揮。チャロもコロをお母さんのように思っていたようでした。
コロもそれがとても嬉しかったようで、この頃から本当に妹たちのお母さんのような表情や行動をすることが多くなった気がします。
「自分が自分が・・・」というタイプのマロも、本当に自分が「姉」という上の立場になったことで怒ることもなく、上手にチャロと遊んであげられるようになりました。コロも、チビたちが遊んでいる様子をいつもそっと眺めていました。
基本的にはおとなしくて静かなチャロですが、マロのパワフルな遊びにもついていける子だったので、マロも満足するようになりました。それとともに、一気にクロマロの関係も改善され楽しい4ワン生活が始まりました。
平和が訪れ、嬉しい10歳のお誕生日を迎えました。