長崎ぺんぎん日和

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相手の監督は国見出身で元V・ファーレンのあの方!攻守の駆け引きの行方▪高円宮杯U-15長崎県FAリーグ1部 V・ファーレン長崎U-15 vs IMURA FC

2019-03-27 21:00:00 | V・ファーレンU-15
U-15長崎県FAリーグは第7節を迎えました。全勝中の南山中と1敗のスネイル(暫定でレインボーも1敗)を追うV・ファーレン長崎U-15は4勝2敗。今節は3連勝を狙います。


後ろの枝垂れ桜が凄く絵になっております。このユニフォームは良く映えますね。


今節の相手は昇格組のIMURA FCです。昨年のクラブユース(U-15)では敗れており、侮れません。


その監督をなさっているのが国見高校時代に大久保嘉人選手(ジュビロ磐田)と共に三冠を達成し、V・ファーレン長崎で2013年に現役を終えられた松橋章太さんです。地元で指導者として活動されていることを嬉しく思います。IMURA FCを県1部まで引き上げた手腕も素晴らしい。


そんな感慨を覚えながら試合開始です。



スタメンとフォーメーション。4バックのチームが多い長崎にあって3バックのIMURA。面白いです。


後方から細かくボールを繋いでボールポゼッションするV・ファーレンに対して、プレッシャーをかけるIMURAという構図。立ち上がりは県リーグではだいたいこうなります。

サッカーにおいて、ボールを前に運ぶパターンは大きく分けて2つです。
①パスを繋いで突破する
②ロングボールをFWに蹴ってセカンドボールを拾う
ですが、②はU-15もU-18もあまりやりません(状況にもよりますが)。FWに高く強い選手があまりいないという事情もあるかもしれませんが、どちらかというと①のスタイルを望んで選んでいると思われます。たぶん。

そんなわけで、少なくとも長崎県内ではV・ファーレンがパスを繋ごうとしているときに相手がどのようなプレッシングをかけてくるかが注目点になります。

マンツーマン守備をしてくるチームも多いですが、IMURAはどうでしょうか。



始まってみるとマンツーマンではなかったと思います。
IMURAの前線3人がV・ファーレンのボランチとサイドバックのエリアでひたすら横にスライドしてプレッシングするという感じに見えました。
V・ファーレンのセンターバックがボールを持ったときに、第一にボランチとサイドバックがパスの通り道となるため、ここをどう塞ぐかはポイントです。
V・ファーレンのパスが詰まってボールを下げると、あわよくばとセンターバックやキーパーまでプレッシャーをかけられてしまいます。


IMURAのそのプレッシングに対して、戸惑いが見られるV・ファーレンという前半序盤。
ボランチやFWに縦パスが通っても、前にいる選手が素早く戻り挟み込んで奪うIMURA。この辺は徹底されてるなと感じました。


それでもDFラインで左右にボールを速く動かしていくとサイドバックが空いてボールを持てる場面が増え、そこからボランチや前の選手を経由して、IMURAのDFラインの裏を取れるようになってきます。


オフサイドも多かったですが、決定機も作り出します。


そして先制。右サイドでのダイレクトでのパス交換からグラウンダーのボールを左サイドでフリーになっていた10大山晃生選手が決めました。


後半になると余裕が生れたのか、DFラインで落ち着いてボールを回しながらサイドバックから縦パスや斜めのパスが入り、ダイレクトで裏に抜ける場面を多く作ります。



特に前半途中から右サイドバックに入った11田口達也選手がパスの出し手になっていました。



その後、左サイドの突破からのシュートを相手キーパーが弾いたボールを押し込むというパターンが2回続き(7伊藤小次郎選手と9梅野雄大選手)、3-0で快勝しました。


3戦無失点の3連勝👏
これからも1試合1試合積み重ねましょう。


そんなU-15は本日から4/2までタイ遠征へ。いい経験にしてほしいですね。