令和元年度長崎県新人体育大会(第54回)サッカー競技(高校サッカー新人戦と題しましたが、こちらが正式名称)は、1月25日に準々決勝を迎え、田中町会場では長崎総附が3-1で大村工業を、国見が1-0で長崎南山に勝ち、26日準決勝に進出しました(決勝も同日開催)。
長崎総附-大村工業戦は、総附のセカンドボール回収力が際立つ展開になりました。
とりわけ、ボランチに入る14番・別府史雅選手のキープから左足でパスを振り分けてのサイド攻撃が効いており、総附がボールを保持。
大村工業はラインを下げずに戦う姿勢を見せ、好感を持ちましたが、なかなか前線で収まらず。
それでも守備は耐えていましたが、前半の終盤に総附が先制。
14別府選手がセカンドボールを取り、左サイドのスペースに運びそのままクロス。これをファーサイドの19番・河野寛斗選手がヘディングで決めます。そのまま前半終了。
後半の立ち上がりもしばらくは総附ペース。それでも粘りながらカウンターの機会を伺う大工。
相手ペナルティエリア付近まで運ぶ場面を作ります。
そして、貴重なコーナーキックのチャンスを得ると、10番・大石澪矢選手のグラウンダーのキックを9番・上本佑二朗選手がニアで触り同点。
しかし、ここから総附が勢いを増し、右の9番・岩永空潤選手、左の20番・一宮優斗選手の突破などで攻め立て、立て続けにコーナーキック。
コーナーキックのこぼれを20一宮選手が蹴り込んで勝ち越すと、
続いて同じような形で8番・藤田和也選手が押し込んで3-1。
セカンドボールを逃さない総附の勝利でした。
続く第2試合の南山-国見は中盤での奪い合いが激しく、拮抗した展開に。勝敗を分けたのは個の仕掛けだったかなと。
2回戦の長崎日大戦では大活躍だった南山の10番・原輝夢選手にボールが入ると国見は激しい寄せ。それでも剥がして運べてしまう場面もあり、さすがでした。
国見も試合を通してサイドを崩しにかかりますが、南山の3番・浦達章選手を中心とした守備で跳ね返します。
国見にチャンスが転び始めたと感じたのは、エリア周辺でのドリブルでの仕掛け。10番・日下部優哉選手、14番・中島大嘉選手が仕掛けてシュート。この2本は南山GK1番・野原幸稀選手の好セーブに阻まれますが、終盤に来て均衡が破れます。
10日下部選手の二度目のミドルシュートが放たれると、南山1野原選手は弾きますが、こぼれを途中出場の国見9番・阿部滉太郎選手が詰め、先制点。
シュートの意識が高かった国見に先制点が入り、南山は3浦選手を前線に上げパワープレーを試みましたが、そのまま1-0で終了となりました。
うーん、南山推しの私は悔しい
しかし、いい試合でした。
準決勝は26日。長崎総附は島原商業と、国見は創成館と対戦します。
準決勝
9:30
長崎総附 - 島原商業(かきどまり陸上競技場)
創成館 - 国見(かきどまり補助競技場)
決勝
14:00 かきどまり陸上競技場