12月上旬、5日間の日程でチーム冬季合宿が開催されました。
主な内容はウェイトトレーニングの基礎を学び、今後の基本的身体能力の向上を狙う事。
同時に、マウンテンバイクを利用したトレーニングを行いました。
『ウェイトトレーニング』
今回の合宿は日本CSC内にあるトレーニングスペースを、特別に許可を得て利用させて頂きました。(現在一般へ向けた施設利用はしていないとのこと)
講師には国立スポーツ科学センターで指導員をされている河森氏を迎え、ウェイトトレーニングの基礎を学ぶもの。
2日間の集中的な講義で、ウェイトトレーニングの基本&基本姿勢となる種目を教えて頂きました。
世界を見据えるにあたり、平均した選手のパワー不足は明らか、積極的な筋力アップトレーニングは必須と考えていましたが、
それを安全に効率よく遂行するためには、まず基本的な動作の習得が絶対条件となります。
ウェイトトレーニングだけに留まらず、運動を行う上でも重要な体の基本姿勢を学ぶうちに、体力や動作の不足部分が浮き彫りに。
短いながらも意義ある時間となりました。

『マウンテンバイク』
ウェイトトレーニングと同日程で、マウンテンバイクでの走行トレーニングを行いました。
チームはGIANT JAPAN様の協力で、トレーニング機材としてマウンテンバイクを投入。
冬のトレーニング機材としての使用を開始しました。
冬のトレーニングでマウンテンバイクで山を走る事で得られる利点は以下のようなもの。
・心肺機能の向上
・ロードバイク走行に比べ絶対的なスピードが遅く風を受けて身体を冷やしにくい
・バイクの基本的なコントロール(重心移動・危険回避等)の習得
他にも、常にクラッシュに対応した受け身の取り方を考えなくてはいけませんし、
バイクを担いだり押したりするときには、人としての基本的な身体の使い方、(扱う物の)重心バランスのとり方を学べます。
身体をダイナミックに使うヒントが多々隠されています。
以上2つの項目、どちらも、身体の使い方を学び体力を伸ばすことに有効なトレーニングですが、
ロードレースシーズンにはできない事を行う事で、リラックス効果も狙えます。
この合宿により、オフシーズンに眠っていた身体を呼び起こし、来季へ向けた本格的な準備期間を開始しました。