2015/09/12
ツール・ド・北海道2日目は時折強く雨が降る不安定なコンディションの中、
標高1000m超の十勝岳を含む最難関コースで争われ、コッリ ダニエレ選手/
NIPPOヴィーニ ファンティーニが30名ほどの集団スプリントを制し優勝しました。
↑雨のレースとなった photo:shimano racing
レースは序場からから山本大喜選手(鹿屋体育大学)が飛び出し、それをロイック
・デリアック選手(キナンサイクリングチーム)と木村圭介がそれに続き3名の逃げ
を形成します。この逃げを大集団は容認、70㎞地点、今大会最大の難所である
十勝岳を前に最大で13分の差が生まれます。
↑逃げ3名に最大13分の差を与え先行する大集団 photo:shimano racing
十勝岳の登り坂に入ると、ペースアップしたロイック選手の走りに他の2名は遅れて
しまいます。峠をクリアした時点で集団は大きく分断、ここに入部正太朗と秋丸湧哉
が残りますが、木村らを吸収する動きで秋丸も遅れはじめてしまいました。最終的
に入部含む30名ほどの集団が形成され、先頭ロイック選手を追います。
↑逃げ続けた木村圭介 photo:shimano racing
ロイック選手の走りは強力でしたが残り3㎞で集団がキャッチし、集団スプリントへと
持ち込まれました。入部も単独でステージを狙っていきますが、ラスト1㎞、車両用の
誘導を見誤り集団先頭がコースをミスし入部もその流れに巻き込まれ遅れてしまい
ました。
結局この日も上位に絡むことはできず、最終日に向け何とか望みをつなぐにとど
まりました。
◇2nd. Stage 美瑛町丸山公園前 - 美瑛町丸山公園前 162Km ロードレース 9/12(土)
○区間順位
1位 コッリ ダニエレ/NIPPOヴィーニ ファンティーニ 4h17m22s
2位 ガルディオラ サルヴァドール/チーム右京 +st
3位 トリビオ ホセ ヴィセンテ/マトリックス・パワータグ +st
4位 内間 康平/ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +st
5位 プラデス レヴェルテ ベンジャミン/マトリックス・パワータグ +st
6位 中根 英登/愛三工業レーシングチーム +st
・
31位 入部正太郎/シマノレーシング +st
34位 秋丸湧哉/シマノレーシング +6m57s
46位 小山貴大/シマノレーシング +11m04s
63位 木村圭介/シマノレーシング +11m04s
66位 横山航太/シマノレーシング +11m04s
○個人総合順位
1位 スタキオティ リカルド/NIPPOヴィーニ ファンティーニ 8h43m35s
2位 コッリ ダニエレ/NIPPOヴィーニ ファンティーニ 8h43m38s
3位 ガルディオラ サルヴァドール/チーム右京 8h43m42s
・
23位 入部正太郎/シマノレーシング +13s
33位 秋丸湧哉/シマノレーシング +8m48s
47位 横山航太/シマノレーシング +12m55s
48位 木村圭介/シマノレーシング +12m55s
74位 小山貴大/シマノレーシング +26m51s
○ポイント総合
1位 35pts コッリ ダニエレ/NIPPOヴィーニ ファンティーニ
2位 28pts スタキオティ リカルド/NIPPOヴィーニ ファンティーニ
3位 24pts ガルディオラ サルヴァドール/チーム右京
○山岳総合
1位 18pts デリアック ロイック/キナン サイクリング チーム
2位 12pts ベルラート ジャコモ/NIPPOヴィーニ ファンティーニ
3位 8pts 佐野 淳哉/那須ブラ-ゼン
○チーム総合
1位 NIPPOヴィーニ ファンティーニ 26h11m23s
2位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +1s
3位 マトリックス・パワータグ +1s
シクロワイアードレース記事↓
http://www.cyclowired.jp/news/node/178188
ツール・ド・北海道 公式サイト↓
http://www.tour-de-hokkaido.or.jp/2015/index.html
シマノレーシング ライブブログ↓
http://blog.goo.ne.jp/liveshimano
↑木村は逃げを狙いレース開始から積極的に前へ行く動きを見せた
↑レース序盤、横山が前に出てペースを上げる
↑逃げを仕掛ける木村圭介 photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)
↑3名の逃げはレース後半まで続く photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)
↑逃げる木村とロイック・デリアック(キナン) photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)
↑レース後半に向け集団のペースを上げる秋丸湧哉