しのの気まぐれ日記

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ビューティフルアイランズ

2010年07月24日 04時06分51秒 | Weblog
ドキュメンタリー映画なんですけど、エグゼクティブプロデューサーが是枝さんだったので見に行ってきたのですが(監督兼プロデューサーは海南友子さん)、目茶苦茶眠たかった。
う~、映像は綺麗なんだけど、訴えたい部分がかなりボケてたかな。
温暖化のせいで変わらざるを得ない国や町を複数にしたからなのかなぁ。
ツバル・ヴェネチア・シシマレフは確かに対比させたくなるんだろうけど、消化不良って感じ?
ただ三都とも、例えようもないほど美しかったです。
人がそれらを失おうとしている原因である災害すら美しい。
そういう演出なんですけど。
・・・眠いのぉ(*´0)ゞファァ~~

ツバルは、国の土台が珊瑚の化石なので防波堤を築いたとしても地面から海水が上がってくるだけなので役にたちません。
滲んでくるのは海水なので、だんだん草も木も枯れてしまいます。
この国は豊かな実りがあったはずなのですが、少しづつ少なくなっていっています。
島の人はインタビューにこう答えていました。
『僕達は神様を信じている。きっと神様が僕達を救ってくれる。神様は絶対にこの美しい島を見捨てない。』
神父さんは『年配になればなるほど神が島を救ってくれると信じている。』とだけ答えていました。


シシマレフという島を私は知りませんでした。
アラスカ州の北西部にある島です。
温暖化の影響で永久凍土が溶けて高波に土壌が削られ続けている島だそうで、1996年にアメリカはシシマレフを災害地域と宣言、2002年の住民投票でアラスカ本土へ島全体を移住することを決定。
元々この島はイヌピアック族という部族で言語もイヌピアック語が存在したのですが、アメリカとなったあとアメリカ人達に土着の言葉を使うと殴られたり批判されたりして数十年で『ありがとう』や『こんにちは』程度の言葉すら絶えたそうです。
島全体での移住は、これ以上部族の文化を失わない為です。
バラバラに島から出て行く事になれば、もう文化は無くなるしかない状態になるから。
但し、移住に掛かる費用の目処は立っていません。


もう一つの都市はヴェネチアですが、ココだけが他と違いました。
勿論、温暖化のせいで沈みゆく都市だというのは同じなのですが、沈んだ中での生活が整っているのと、沈む島の外の政治家ですら、本気で自分達の代でこの千年都市を失いたくないと思っていることだと思う。
特殊な土台(海に杭を打ち込んである)の上にあるヴェネチアは、土地を持ち上げる事も、中世の建築を立て替えることもできません。
ヴェネチア市とイタリア政府は今、沖合に可動式の水門を建設中です。
金額は30~40億ユーロで、環境団体からの反対も大きく、効果は出来てみないと分からない水門ですが、他に代案は出てきません。
映画の中で高潮警報が鳴っていたのですが、どこか物悲しく聞こえたのは、沈んでいく島の事を知っているからなのかな。
高潮が110cm以上になると、朝でも夜中でも通路となる台を並べます。
以前ヴェネチアに行った時に、そういう台を出すと聞いた事はあるのですが実際に見たことはありませんでした。
サンマルコ広場も縦横に張り巡らせるとか聞いた。
そういえばヴェネチアの伝統料理は魚介類のボイルです。
その時の同行者が久しぶりの魚介に感動してたが、私は食べ物その他がなんでも高いのが気になってた。
まあ、外から色々仕入れてるから仕方ないんですけどね。
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