二日目はヴァチカン図書館展を見に印刷博物館へ。
入口近くの通常展示だけで一時間近くかかり、通常展示の映像も二種類(「ポンペイ“庭園の世界”」と「海のエジプト」)あるので30分以上かかり、ヴァチカン展に行くまでにもかなり罠が張り巡らされています。
そうしてたどり着いたヴァチカン展は、これでもかと言うほどキラキラしくて、ギラギラしくて、重厚で、圧倒的物量で押してきます。
イタリアの教会の雰囲気が展示にちゃんと表れてました。
展示で、これでもかと出てくる名前はグーテンベルグとプランタンとマヌーツィオ。
まあ印刷といえばグーテンベルグなのでその流れてでプランタンまでは、名前ぐらいは知ってましたが、マヌーツィオさんのことは存じ上げなかったのですが、この方家庭教師してた時良いギリシャ語のテキストがないから自分で出版すれば良いじゃないって事で印刷業界に入ったらしいですよ。
その割りには、ちゃんと資金の事も考えている感じで、有能なんだなって思いました。
あと「イリアス」や、プリニウスの「博物誌」や、ボッティチェリが挿し絵を描いてる「神曲」や、他にも色々テンション上がる展示もあるし。
日本関係だと天正少年使節からのヴェネチアへの感謝状とかが、歴史とかで習った伊東マンショ達のサインが普通にアルファベットなので、日本語の草書で書かれた文字より読みやすかったりするのです。
いや、日本語もそこまで崩してあるわけじゃないので、頑張ればそれなりに意味は取れるんですけどね。
あ、あと日本語訳の聖書?「どちりいな・きりしたん」の扉絵に描かれていたキリストの絵が日本人が想像するキリストそのまんまなので、まさかこの聖書が関係してんのかなって思ってみたりして、楽しい展示でした。
ヴァチカン展を抜けると次にはまた通常展示のゾーンです。
此処も色々あったのにラスト近くの映像に全部持ってかれた
圭介が!全部圭介の映像が!
大鳥活字で印刷された書籍って題が!
一部抜粋「大鳥圭介は幕臣の中でも秀才中の秀才」
上がり過ぎたテンションを覚ましていると、活字体験が出来る時間になったので並んでみたのですが、先着6名になってたので、ダメかなと思ってたら、GW!って事で3回りで全員出来るので、それで良い人だけ残って下さいと言われる。
勿論体験しますとも。
金属活字を取って並べて
印刷機にセットして
印刷しましたよ
読めますかね「OTORI活字」ってなっているんですけど。
七文字制限があったのです。
でも、無料でこんなのを七枚も作らせてくれるのですよ。
ありがとうございます印刷博物館さん。
印刷体験が終わった後は、もう一度大鳥映像を見て、ナレーションを書き写してから外に出ました。
ミュージアムショップに並ぶ図録達が!!
ツボ過ぎて重かったです。
今回の図録の他に、ヴァチカン図書館の冊子もあったんですが、利用規約や手続きは本館ウェブサイトで詳細をご確認ください。
ってなってて、アドレスや電話番号が載ってるのに激しく違和感を感じました。