「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

県民生活よりも空港優先

2007-12-07 23:56:10 | 日記
県議会質疑は初日から、県政世論調査で県民の3人に1人が「暮らし向きが昨年より苦しくなっている」と感じていることなどおかまいなしの、空港・空港・空港である。
自民と民主系両県議の優遇策を尋ねる声は、ついに
1 空港ターミナルビル使用料の補助
2 ナイトステイ便の運航経費(乗務員の宿泊費など)の補助(福島など4空港で実施)
3 搭乗率保証(一定の搭乗率を下回った場合に航空会社の損失を補填で、国内線では能登・山形の2空港で導入)
4 チャーター便の支援
5 空港への送迎に団体バスを利用する旅行会社などへの補助

などの支援策を早ければ来年度予算で予算化するとの発言まで引き出した。

一方の支援される側のJALは、同日の社長の定例会見の中で十分採算ラインと余裕の発言だったようで、何故こんな会社に税金を投入して県民生活を犠牲にする必要があるのか大いに疑問である。

そもそもが人口や経済規模を引き合いに仙台空港並といっていた石川知事。
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/111.html#readmore
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/108.html#readmore
その仙台空港の利用者300万人超とは桁違いの出雲空港(約70万人)にも及ばないばかりか、庄内空港(約40万人)、佐賀空港(約30万人)レベルも現実となりそうな中で、申し訳ないの一言もなく、開港後年々利用者が拡大して黒字になるだろうとの開き直り。

NPM手法に基づいて整備を進めたと知事御自慢の空港だけに失敗したとはいえないのだろうが、厳しい現実はすぐ目の前である。