「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

フランス税関で隔離の静岡茶、それでも、1000ベクレルでも問題ないと言い切る静岡県知事川勝平太

2011-06-18 18:20:00 | ノンジャンル
フランスの税関で静岡茶として輸出された製茶から1,038ベクレル/kgの放射能が検出され隔離された。(※専門業者により廃棄されるという)
すでに県が行ってきた一番茶の数値をはるかに上回る検査結果であり、現実問題として市場に同レベルのお茶が静岡の茶として流通していることは間違いないだろう。
きっちり検査を行ってこなかったつけが出たといってよい。これにより生じる被害は知事と静岡県庁の役人らによる無策がもたらした、まさに人災だ。

しかしこの報道を受けてもなお、今日、川勝は、
「1000ベクレルといっても10ベクレル程度になる。まったく問題ない。」(静岡朝日テレビの夕方のニュースより)
(注:1000が10になるというのは、一定の温度・時間で一定量のお湯で淹れた飲用茶ならお湯の分の重量も増えるので同じ1kg当たりの放射能は1/100程度になるという意味⇒参考http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/787.html
と言ってのけた。
一方、静岡よりも福島原発から遠い奈良県のお茶からも放射性セシウムが検出された。
荒茶1kg当たり6.9ベクレルだという。

静岡から比べれば桁違いに低いものの、放射性セシウムは本来は検出されるべきものではない。

いかに福島原発の原子炉爆発の影響が広範囲に及んでいるかが分かる。

静岡県はかたくなに他の農水産物の検査をしないとしている。
どういう場合にするのかといえば庁舎の屋上などに設置されているモニタリングャXトの値の異常が12時間以上続く場合らしい。
こんなことはもう一回爆発でもなければありえないわけでやらないと言っているに等しい。

県知事も県行政も、能力も低いがそれ以上に常識がなさすぎる。
そして、つけはすべて県民、国民にまわされる。

なお、県への意見要望は、https://www2.pref.shizuoka.jp/all/ikenteigen.nsf/tourokuへ。


追記:知事が(普通は)食べる人はいないとしていた煎茶葉を食べることを県が宣伝していたという情報をいただきましたので以下にpdfで添付しておきます。
otya.pdf