「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

偽装、虚飾の危機管理局

2009-04-09 22:30:00 | 日記
防災に加えて新型インフルエンザや食の安全にも24時間365日対応できるようにと鳴物入りで設置された静岡県の危機管理局。
その実は、(こと加えた部分については)予想どおりの名ばかり管理局だ。
そもそも、石川の認識が間違っていることから始まった。
「今までは厚生部の疾病対策室、その他が中心になってやっていましたけれども、実は例えばこういう現象を考えると24時間365日の体制が必要です。そうすると、今の厚生部ではそういう体制(夜間・休日に職員を常時配置する体制)がありませんが、危機管理局というところで、一種の総合的な、司令部というか、総合統合本部ですね、そういう機能が必要ではないかというふうに思うのです。」(2008.12.16知事定例記者会見)

実は現場では常識のことだが24時間365日の体制に既になっていたのだ。
二人の役人出の副知事に実務を任せ踊らされていた裸の王様状態の石川君には正しい情報は入っていなかったのだろう。

結局、今までどおりの連絡体制のまま、ただ本庁の担当職員を危機管理局兼務としてお茶を濁しただけとなってしまった。
もちろん、新型インフルエンザや食の安全の問題が起きたとしても危機管理局には対応能力がない、兼務職員を除けば基本的知識すらない。そもそも、たとえ危機管理局のトップが知事の代理的地位であったとしても、新型インフルエンザに関していえば、感染症法に基づく対応が規定されており、その法的権限は保健所にあっても危機管理局にはないからだ。(その証拠に危機管理局にこの地域の新型インフルエンザ対策について教えてくださいと行けば間違いなく保健所を案内されるだろう)

アメリカとは権限に関する法制度が違うことを理解していないはずはない。
たぶん、今回も、新しい取り組みをしています、先進的な取り組みです、などと公報宣伝したいがための恒例の偽装というか虚飾ということだ。
北朝鮮が人工衛星の打ち上げに成功といっているように、5億円を超える広報事業費を使ってアピールするのだろうが、景気悪化がさらに進むと見られる中でやってる場合じゃないはずだが・・・

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