静岡空港利用者数(搭乗者数)の推移
(注)開港初年については月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で3か年を比較したグラフです。
以下、開港4年目の4月目となる9月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向等>
開港から4年目の4月目を迎えた静岡空港であるが、6月の対前年比111.1%、7月の対前年比112.8%、8月の対前年比109.8%から急降下し対前年比92.2%と過去4年の同月で最低の利用客となった。
知ってのとおり、駐№竦?tといった領有問題が大きく影響しているものと思われるが、国内線の需要低迷も大きく足を引っ張っていることも数字にはっきり表れている。
さて、個別の傾向を見るに、国内線の下落傾向はさらに拍車がかかり、昨年比74.3%(先月は81.4%)、一昨年と比べても69.0%と低落傾向が顕著である。好調と吹聴される福岡線であるが数字は正直で対前年比68.8%と3割以上も減少している。
一方、国際線にあってはトータルで見ると昨年比132.4%と大きな伸びを見たが、震災前の同月を比べると、台湾路線が増えたにもかかわらず26.7%、すなわち1/4も減っており、国際線の成長がいかに根拠のない幻想であるか明瞭明白である。
特に国際線需要の6割強を占めるソウル線が震災前と比較していまだ8割にも満たない状況にあると先月述べたが、(震災前の同月比)7月に77.0%、8月に78.6%と上向き加減であったのが今月は下がり71.6%と、7割程度となっている。他に要因が見つからないため、尖閣問題の陰に隠れがちであるが、影響があったと考えられる。
さらに9月は、中国との尖閣問題で緊張が高まったことから、本県も例外なく影響を受け、上海線は震災と放射能の影響のあった昨年同月比95.2%と低迷し、搭乗率は38.1%と定期便の中で最も悲惨な路線となった。
旅客需要を中国と韓国頼みの静岡空港。補助金を湯水のごとく両国航空会社のために投入しても国交問題の前には無力。まるでどぶに捨てているような状況だ。空港を防災の拠点にするというのならそちらに集中した方が県民のためだ。
では、以下に今月の実績を記す。
<平成24年9月の実績:対前年同月比>
路線:搭乗者数対前年同月比(H24.9/H23.9):搭乗率[H24.9;H23.9]
札幌線:81.7%(6,461人/7,911人):[67.4%;70.5%]
福岡線:68.8%(6,124人/8,908人):[69.5%;65.9%]
沖縄線:86.7%(4,811人/5,548人):[72.9%;79.7%]
鹿児島線:45.9%(1,264人/2,756人):[64.0%;63.5%]
国内定期便計:74.3%(18,664人/14,788人):[69.2%;69.4%]
国内線チャーター便計:0.0%(0人/0人):[-%;-%]
ソウル線:140.1%(10,555人/7,536人):[60.7%;69.1%]
上海線:95.2%(2,026人/2,129人):[38.1%;55.9%]
台北線:-%(2,173人/-人):[57.3%;-%]
国際線定期便計:152.7%(14,754人/9,665人):[55.7%;65.7%]
国際線チャーター便計:2.3%(34人/1,502人):[25.8%;84.2%]
全路線計:92.2%(33,452人/36,290人):[62.4%;69.1%)]
(注)開港初年については月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で3か年を比較したグラフです。
以下、開港4年目の4月目となる9月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向等>
開港から4年目の4月目を迎えた静岡空港であるが、6月の対前年比111.1%、7月の対前年比112.8%、8月の対前年比109.8%から急降下し対前年比92.2%と過去4年の同月で最低の利用客となった。
知ってのとおり、駐№竦?tといった領有問題が大きく影響しているものと思われるが、国内線の需要低迷も大きく足を引っ張っていることも数字にはっきり表れている。
さて、個別の傾向を見るに、国内線の下落傾向はさらに拍車がかかり、昨年比74.3%(先月は81.4%)、一昨年と比べても69.0%と低落傾向が顕著である。好調と吹聴される福岡線であるが数字は正直で対前年比68.8%と3割以上も減少している。
一方、国際線にあってはトータルで見ると昨年比132.4%と大きな伸びを見たが、震災前の同月を比べると、台湾路線が増えたにもかかわらず26.7%、すなわち1/4も減っており、国際線の成長がいかに根拠のない幻想であるか明瞭明白である。
特に国際線需要の6割強を占めるソウル線が震災前と比較していまだ8割にも満たない状況にあると先月述べたが、(震災前の同月比)7月に77.0%、8月に78.6%と上向き加減であったのが今月は下がり71.6%と、7割程度となっている。他に要因が見つからないため、尖閣問題の陰に隠れがちであるが、影響があったと考えられる。
さらに9月は、中国との尖閣問題で緊張が高まったことから、本県も例外なく影響を受け、上海線は震災と放射能の影響のあった昨年同月比95.2%と低迷し、搭乗率は38.1%と定期便の中で最も悲惨な路線となった。
旅客需要を中国と韓国頼みの静岡空港。補助金を湯水のごとく両国航空会社のために投入しても国交問題の前には無力。まるでどぶに捨てているような状況だ。空港を防災の拠点にするというのならそちらに集中した方が県民のためだ。
では、以下に今月の実績を記す。
<平成24年9月の実績:対前年同月比>
路線:搭乗者数対前年同月比(H24.9/H23.9):搭乗率[H24.9;H23.9]
札幌線:81.7%(6,461人/7,911人):[67.4%;70.5%]
福岡線:68.8%(6,124人/8,908人):[69.5%;65.9%]
沖縄線:86.7%(4,811人/5,548人):[72.9%;79.7%]
鹿児島線:45.9%(1,264人/2,756人):[64.0%;63.5%]
国内定期便計:74.3%(18,664人/14,788人):[69.2%;69.4%]
国内線チャーター便計:0.0%(0人/0人):[-%;-%]
ソウル線:140.1%(10,555人/7,536人):[60.7%;69.1%]
上海線:95.2%(2,026人/2,129人):[38.1%;55.9%]
台北線:-%(2,173人/-人):[57.3%;-%]
国際線定期便計:152.7%(14,754人/9,665人):[55.7%;65.7%]
国際線チャーター便計:2.3%(34人/1,502人):[25.8%;84.2%]
全路線計:92.2%(33,452人/36,290人):[62.4%;69.1%)]
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