「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

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企画広報部県政推進調整費の闇

2012-06-25 20:50:00 | H24県予算評価
平成23年度の予算額4,580万円に対して本年度予算6,350万円とこのご時世に増額著しい企画広報部の県政推進調整費。

しかも県議会で可決した予算上はすべて委託料。議案書では「県政を推進する上で必要な調査等を行う。」との説明しかない。

では、実際この予算がどのように使われたのか?
そして、今回開示された公文書は次のとおり。

予算額4,580万円に対して、この文書上では約1,989万円しか使われていないことになる。
この疑問の答えはまもなく開かれる県議会の決算から明らかになってくるものだが、一方でなぜ今年度予算で大幅増となったのかの疑問は晴れない。
うがった見方をすれば、来年の知事選に向けて自由に使えるお金を確保したとも見えなくもない。

さて、その使途についてであるが、県議会で認められた使途である「県政を推進する上で必要な調査を行う。」との説明からは想像できない税金の使われ方が見て取れる。
静岡茶の新聞広告に580万円を筆頭に、浙江省との友好提携30周年記念広報用の広報グッズ作成に451万円、トークショーに299万円、さらに、部長執務室の備品費用に18万円というものまである。
肝心の「県政を推進する上で必要な調査」は見当たらない。

議会が干渉できない役人の自由な予算「部局調整費」。
役人の前では、裸の王様は知事だけでなく県議会も同様である。

このシロアリ巣食う構造を放置して今消費税が増税されようとしている。
本当に日本人は人が良すぎる。

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