「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

(無題)

2008-02-25 23:40:55 | 日記
共立湊病院の運営から撤退の意向を示していた地域医療振興協会が条件付きで3年間の運営継続に同意し、今日、管理者である1市5町による一部事務組合の組合会議でその条件が承認された。
そもそもは1市5町が医療そっちのけで県の誘導する合併にうつつを抜かしていたこと。県も合併させることにしか関心がなく、合併するなら支援してやってもいいというような取引材料としか考えていなかったことなど政争の具にされ一向に展望の見えない状況にあきれた運営者がいい加減にしろと注文をつけたのが今回のいきさつだ。
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/144.html

結局は運営者側の全面勝利。1市5町は1年以内に利便性の高い下田市内への移転を前提として新病院への道筋をつけなければならなくなった。
具体的には移転先は県立下田南高校跡地だが、建設費は県の支援がなければ1市5町だけでは財政的に不可能だ。
今後1市5町が具体的な負担でまとまるかという問題に加え、空港優先の県が地域医療にお金を投じるかという問題もあって、依然不透明。場合によっては撤退再燃もありうるだけに合併なんぞにリーダーシップをとる前にこの医療問題に県がリーダーシップをとることが必要不可欠だ。
しかし知事は記者会見でも要請があれば(頼まれれば)考えると消極的。
地域医療は何も地域の市町だけの問題ではないということに気付かないのか知らないふりをしているのか。
社会問題となっている肝炎の対応病院も賀茂地域にはない。
感染症が発生しても空気感染を防ぐ陰圧病床さえない。
これら県としての役割も果たせない状況を放置して頼まれればというのはやる気がないとしか言いようがない。
頼まれなくても合併を押し付けたり、イベントへの協力を求めたり、伊豆空港を勧めたりと迷惑をかけても肝心のところではこの姿勢とは・・・
伊豆にとっては不幸な16年。失われた16年(4期)だったということにもっと早く気づくべきであったのだ。
失われし20年とはならないことを祈りたい。

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