まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

【1970年代への鎮魂歌】GOODBYE DAY・・また一日何ごともなくそれでいい/J-POP論・POP詩の宇宙

2017-09-05 17:38:28 | J-POP論/POP詩の宇宙

*写真は斉藤友美。ヘアメーク・アーチストでシンガー。JUJUのこの曲のリメークのそのまたリメーク。魂の継承・・私の俳句(詩)もこのようにありたい!

団塊の世代(現在、68~72歳)の2世を【団塊ジュニア】という。私たち、団塊の世代に続いた【キリギリス世代】の2世をもカバーすれば、ほぼ30歳代が該当する。私たちから5年~15年後の世代を【新人類】と呼んだが、彼らの2世は【新人類2世】ということになろう。20歳代前半と思われる彼女は、確信を持てないがそれに該当するようだ。もしかして、この時点では10代かもしれない。『GOODBYE DAY』(歌・曲 来生たかお 詞 来生えつこ)とは団塊およびキリギリス世代の1970年代へのレクイエムに他ならない。彼女の歌唱は、カバーを超えて、見事に歴史としての《現在》をなぞってゆく。まさに、魂の継承である。・・・《続く》
 
 
斉藤友美 『GOODBYE DAY
 
こんなにも 愛は深いよ
それに気づかぬだけだろう
余りにも おだやかすぎて
時の流れに埋もれるから
 
イメージ 1

 


【俳句の此岸】モラトリアムを脱しオタク化の道を歩む/私とは誰か~プレおたく世代の現在(30)

2017-09-05 03:12:38 | エッセー・評論

*1970年代への鎮魂曲『GOODBYE DAY』原曲&カバー付

私は1970年代前半に大学入学のため上京したが、それは70年安保闘争と全世界に吹き荒れたカウンターカルチャー運動に乗り遅れないがためであった。しかし、70年安保闘争は完膚無きまでに敗北を喫し、大学受験直後にTVでは浅間山荘事件が放映されていた。もはや世界と人間を理想のかたちに変える闘いはあっけなく終焉を迎えていた。入学した大学ではわずかな残り火が燻っていたが、1969年の蒲田闘争(佐藤訪米阻止闘争)の敗北を総括出来ないままに、70年代の痛々しいほどに晴れ晴とした空気に呑み込まれていった。彼らは、のちに【団塊の世代】と呼ばれ、日和ズムと呼ばれる転倒した【社会参加】への自己同一化、つまり就職・結婚への道をひた走った。彼らの背中をただ呆然と見送るしかなかった私たちは、彼らとは根本的に違う【キリギリス世代】【モラトリアム世代】と呼ばれ、彼らのように黒白ついた果ての【社会参加】など望むべくもなかった。全くの不完全燃焼のままだった。・・・《続く》

 来生たかお 『GOODBYE DAY』  1981

 https://youtu.be/04zKSpeMG-Q?t=103

来生たかお       〃        1990(LIVE)

 https://youtu.be/klKQDRAeYN0?t=67

来生たかお      〃       2011(LIVE)

 https://youtu.be/cqtGfGkHykk?t=81 

                    *

松田聖子カバー 『GOODBYE DAY

 https://youtu.be/YGNnwsVuOIQ?t=99

大沢たかお(光源氏)    〃

https://youtu.be/eY1jRTtxAx0?t=140

斉藤友美          〃

https://youtu.be/xePILGMq09s?t=18