まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

ショーケン逝く桜は行方不明なり まほろば/新雑句雑感(9)~プロローグ7の始まり

2019-03-31 00:09:37 | 新雑句雑感

初桜この世とあの世往還す   青風にびくともせずに初ざくら   出来損ないの人間桜を消してゆく   ホンキートンクウーマン朝桜濃くなりぬ   ショ-ケン逝く桜は行方不明なり(3月26日)   沈黙は金饒舌は銀桜散る   紙めくるやうにスマホにサクラサク   よみがえる青春あまた桜散る   ランタンの問はず語りに散る桜   靖国の閉門余所に遠桜   句を学び地獄を学び散るさくら   斉藤工の青春の貌花の闇   遅桜地獄の季節続編あり   フランクフルトの脂滴る桜の世   不死を得て徴用工に初桜   まだ老ひはこれから桜に埋もれけり   胎内を巡りて桜の光ます   碧空といふ名の花壇朝桜   能舞台懐深く桜散る   昼桜どこかに青春の殺人者(1970年代の名画)   浅草に桜を探し昏れてゆく   九回二死満塁桜の沈黙す   駅改修工事の桜漂へり 

 

「満開の桜」の画像検索結果