まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

卵の腐った臭い/2020東京五輪に向けて思う~プロローグ3の終わり(その31)

2014-08-10 18:24:51 | 日記
今日台風はやっと日本海に抜けたようだ。昨夜から今日の日中にかけて通過した高知や兵庫は大きな被害を受けた。今回の台風の特徴は広域にわたって2段、3段の暴風圏が形成されたことで、最も外周に当たる関東でも突風被害が出た。そして東京では夕刻よりあらためてゲリラ豪雨が始まった。駅前までの買い物も行けなくなった。これで終電までJR・私鉄ともダイヤが乱れるだろう。予定通り出勤していたら帰りの足は無かった。土日にテレビをジックリ観ているのは久し振りである。今日午後も鳥越俊太郎のNTVドキュメント戦時中の「毒ガス兵器」の特集であった。日本軍は中国戦線で連戦連勝だったはずだが実態は度々窮地に陥ると【きい】と【あか】と名付けられた毒ガス兵器を使用していたという。東条英機首相は使い過ぎると劣勢になった際に相手に使われるので『あまり使うな』という指令を出していたほどである。敗戦直前まで旧満州で関東軍石井731部隊が中国軍捕虜を【丸太】と呼び、繰り返し人体実験を繰り返していたことはよく知られている。しかしこの最高責任者石井中将は戦犯にもならず渡米して米国の毒ガス兵器開発に全面協力することで免罪された。戦時中に国内での開発は瀬戸内海に浮かぶ無人島【大久野島】で秘密裏に行なわれ、終戦直後も米日の共同で引き続き現地の人々を徴用し、研究成果の引継ぎや兵器自体の解体作業が行なわれたという。その過程で多くの人々が【毒ガス障害者】となった。・・《続く》 きいとあかの卵の腐った臭い敗戦日  まほろば