まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

WALKING IN THE RAIN/雑句雑感六~プロローグ4の終わり(その36)

2015-06-13 04:52:17 | 雑句雑感Ⅵ
天皇はやっぱり人間だった太宰の忌  WALKING IN THE RAIN太宰の忌  鉄の時代を生きたる証し桜桃忌  大阪は食い倒れの町太宰の忌  たった一人のバトントワラー桜桃忌   21世紀の変わらぬものに太宰の忌  黒旗を掲げし者たち太宰の忌  パラオ国旗を月章旗といふ桜桃忌  荒川線は無音の棺桜桃忌  太宰忌の空一本の糸紡ぐ  平成の世に果ては無し太宰の忌  学生服は滅びゆくもの桜桃忌  出会い系サイトの30年桜桃忌  太宰忌の歩行喫煙いいだろう

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ニュートラル/雑句雑感六~プロローグ4の終わり(その36)

2015-06-11 02:27:52 | 雑句雑感Ⅵ
ニュートラルとは自分を消すことさくらんぼ  食べた記憶どこにもなくてさくらんぼ  母の不在あるべからずやさくらんぼ  サウンド・オブ・サイレンスの極致さくらんぼ  池田澄子に無いものが好きさくらんぼ  ギャンブルは負けと限らずさくらんぼ  さくらんぼ細くて白いものの上  9条は油上の楼閣さくらんぼ(骨抜きの上廃止)  ダミアンも好きだゆったはずさくらんぼ  駅チュウののち所望せりさくらんぼ  許せない落花のスピードさくらんぼ  AKB48に目もくれずさくらんぼ  

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紫陽花フリーク/雑句雑感六~プロローグ4の終わり(その35)

2015-06-10 14:06:35 | 雑句雑感Ⅵ
夜の紫陽花銅の時代の続きをり  妻なき我れ紫陽花寺に吸い込まれ  紫陽花展稲畑汀子の菩薩顔  紫陽花に愛はあったか無かったか  紫陽花日記ガンとは悪魔の王とあり  まず濡れて陽の当たりたる濃あじさい  紫陽花や人間は無罪と言い切れぬ  紫陽花は片道切符で見に行くもの  この人を見よ紫陽花寺の放火犯  濃あじさい無呼吸症候群我れも  紫陽花をしかと見据えて母逝けり  紫陽花や俳人は廃人として去ぬべし  濃あじさいニュートラルといふ死のことば  紫陽花の偏在この世の明け初むる  午後二時のミネヤは紫陽花フリークなり  

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この人を見よ/雑句雑感六~プロローグ4の終わり(その34)

2015-06-10 04:56:28 | 雑句雑感Ⅵ
壁を叩けばあちらも叩く太宰の忌  津軽弁生涯抜けず太宰の忌  ブルジョアの暮らしは捨てよ太宰の忌  心中などしてまる裸太宰の忌  競馬好き太宰も好きと桜桃忌  AKB48の良き眺めあり桜桃忌  山口少年やっぱり来たか桜桃忌  北乃きいに誰かをかさね桜桃忌  少年のままでよかった太宰の忌  スマートホンで心中は無理太宰の忌  老犬が好きだったはず太宰の忌  フリードリヒ・ニーチェの「この人を見よ」太宰の忌  三島由紀夫にもう止めておけ太宰の忌  ファーストステージ胸撫で下ろす桜桃忌

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太宰って誰/雑句雑感六~プロローグ4の終わり(その33)

2015-06-09 01:51:07 | 雑句雑感Ⅵ
肝臓は無事との知らせ梅雨に入る  藪から棒に太宰って誰梅雨に入る  レンタルショップの貸本コーナー梅雨に入る  自衛官の自殺の理由梅雨に入る  北乃きいのこの一本欲し梅雨に入る  山口少年来るはずもなく梅雨に入る  私も神軍平等兵なのか梅雨に入る  1979年にアイツは死んだ梅雨に入る  再稼動などもってのほかと梅雨に入る  革命は人間には無理だ梅雨に入る  東京メトロは地上も走る梅雨に入る  ワタクシの句が背表紙に梅雨に入る  辻桃子の考えていること梅雨に入る  

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