野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

人の想いは様々で。

2016-03-25 23:33:48 | 日記
いつだったか、友と磯の岩場で波打ち際に立った。
激しい波で海面が渦を巻いて泡立っていた。

二人でじっと見入った。

おもむろに、友が、
岩場に張りつく海藻を指して、

あれ、食べられるかなぁ。
と、言った。

わたしはその時、子供の頃に見た絵本の聖書の天地創造の嵐を思い出していた。
同じ風景を見て、思考が全然違うので、笑った。


わたしには、全てを深刻に壮大に深く考える癖がある。

まぁ、厨2病ですわ。

で、
いけない、いけない
と、
今夜の夕飯や、明日の末っ子のサッカー当番や、月末の支払いの事なんかに着地する。


しかし、今週はちょっとお仕事の方が面白かった。
水曜日は石材鑑定の先生がいらして、
縄文時代の石器を見ながら、

ほら、ここ。縄文人がここに指を置いたの!

なんて嬉々としておっしゃっていた。

木曜日は、縄文の先生の土器分類の補助をした。

先生は、土器の中の繊維を見たり、縄の跡を見て、ウンウン言いながら、すごい勢いで時代を追う。

ほうら!草創期!

と、言われて差し出された土器を見ても、素人目にはわからないけれど、
先生の目が明るく輝いているので、すごさを理解した。


そうして仕事を終えた夜はすごい月で、妖怪でも集会しているみたいな夜空だった。

ああ、いろんな世界が平行して、存在している今だなぁ。なんて、思考は飛躍したけれど、

もし友が、あの月を見ていたら、

あんパンみたいだ、

なんて思ったりするのかな。

と、フと思いついたら、なんだかカラリと可笑しい気持ちがした。