いつだったか、友と磯の岩場で波打ち際に立った。
激しい波で海面が渦を巻いて泡立っていた。
二人でじっと見入った。
おもむろに、友が、
岩場に張りつく海藻を指して、
あれ、食べられるかなぁ。
と、言った。
わたしはその時、子供の頃に見た絵本の聖書の天地創造の嵐を思い出していた。
同じ風景を見て、思考が全然違うので、笑った。
わたしには、全てを深刻に壮大に深く考える癖がある。
まぁ、厨2病ですわ。
で、
いけない、いけない
と、
今夜の夕飯や、明日の末っ子のサッカー当番や、月末の支払いの事なんかに着地する。
しかし、今週はちょっとお仕事の方が面白かった。
水曜日は石材鑑定の先生がいらして、
縄文時代の石器を見ながら、
ほら、ここ。縄文人がここに指を置いたの!
なんて嬉々としておっしゃっていた。
木曜日は、縄文の先生の土器分類の補助をした。
先生は、土器の中の繊維を見たり、縄の跡を見て、ウンウン言いながら、すごい勢いで時代を追う。
ほうら!草創期!
と、言われて差し出された土器を見ても、素人目にはわからないけれど、
先生の目が明るく輝いているので、すごさを理解した。
そうして仕事を終えた夜はすごい月で、妖怪でも集会しているみたいな夜空だった。
ああ、いろんな世界が平行して、存在している今だなぁ。なんて、思考は飛躍したけれど、
もし友が、あの月を見ていたら、
あんパンみたいだ、
なんて思ったりするのかな。
と、フと思いついたら、なんだかカラリと可笑しい気持ちがした。
激しい波で海面が渦を巻いて泡立っていた。
二人でじっと見入った。
おもむろに、友が、
岩場に張りつく海藻を指して、
あれ、食べられるかなぁ。
と、言った。
わたしはその時、子供の頃に見た絵本の聖書の天地創造の嵐を思い出していた。
同じ風景を見て、思考が全然違うので、笑った。
わたしには、全てを深刻に壮大に深く考える癖がある。
まぁ、厨2病ですわ。
で、
いけない、いけない
と、
今夜の夕飯や、明日の末っ子のサッカー当番や、月末の支払いの事なんかに着地する。
しかし、今週はちょっとお仕事の方が面白かった。
水曜日は石材鑑定の先生がいらして、
縄文時代の石器を見ながら、
ほら、ここ。縄文人がここに指を置いたの!
なんて嬉々としておっしゃっていた。
木曜日は、縄文の先生の土器分類の補助をした。
先生は、土器の中の繊維を見たり、縄の跡を見て、ウンウン言いながら、すごい勢いで時代を追う。
ほうら!草創期!
と、言われて差し出された土器を見ても、素人目にはわからないけれど、
先生の目が明るく輝いているので、すごさを理解した。
そうして仕事を終えた夜はすごい月で、妖怪でも集会しているみたいな夜空だった。
ああ、いろんな世界が平行して、存在している今だなぁ。なんて、思考は飛躍したけれど、
もし友が、あの月を見ていたら、
あんパンみたいだ、
なんて思ったりするのかな。
と、フと思いついたら、なんだかカラリと可笑しい気持ちがした。