本日は、3月31日。
四年生の末っ子くん、児童ホーム最後の日。
夕方迎えにいく。
四年前の3月最後の土曜日。
雨が降っていた。
小学校に入ったら、放課後ここに来て、ママを待っていてね、と、見学に行った。
まだ小学校に入学する前だったけど、
学校に慣れるより、児童ホームに慣れるほうが大切だと思って、保育園の卒園式が終わったその足で行った見学だった。
土曜日のホームは、人数も少なくて、指導員のかたも子供たちもゆったりしていた。
指導員のかたが、もう壁に貼ってある末っ子の名前を指して、
君はお誕生日は11月なんだね。
入学式の日に待っているからね!
と、いってくれた。
四年生の男の子が、厚紙とつまようじでコマを作ってくれたのを、しばらく一緒にまわして、最後に
あげる
と、言った。
末っ子は、なんとなく、
やるぞ
という頼もしい顔をして、
児童ホームのみんなに
さよなうなら
をして帰った。
あの日から
四年。
本当に第二のおうちみたいに過ごさせてもらった。
わたしは、仕事をもっているお母さん方と、知り合えて話ができたのも、同志みたいな気持ちで本当に助けられた。
今日、指導員のかたがたに
ありがとね。本当に助けてもらったよ!
と、末っ子は言われてお別れしてきた。逆にお礼を言われちゃうなんて!
何度も二人で帰った道を、今日最後に歩いて帰ってきた。
前に、末っ子。
もう、ついてくだけのわたし、なんだなぁ。
ずいぶん大きくなった後ろ姿にしんみりしちゃった夕方だった。