野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

一つの、旅立ち。

2016-03-31 21:55:57 | 子育ての事

本日は、3月31日。

四年生の末っ子くん、児童ホーム最後の日。

夕方迎えにいく。


四年前の3月最後の土曜日。
雨が降っていた。
小学校に入ったら、放課後ここに来て、ママを待っていてね、と、見学に行った。

まだ小学校に入学する前だったけど、
学校に慣れるより、児童ホームに慣れるほうが大切だと思って、保育園の卒園式が終わったその足で行った見学だった。

土曜日のホームは、人数も少なくて、指導員のかたも子供たちもゆったりしていた。

指導員のかたが、もう壁に貼ってある末っ子の名前を指して、

君はお誕生日は11月なんだね。
入学式の日に待っているからね!

と、いってくれた。

四年生の男の子が、厚紙とつまようじでコマを作ってくれたのを、しばらく一緒にまわして、最後に

あげる

と、言った。


末っ子は、なんとなく、
やるぞ
という頼もしい顔をして、
児童ホームのみんなに

さよなうなら

をして帰った。


あの日から
四年。

本当に第二のおうちみたいに過ごさせてもらった。

わたしは、仕事をもっているお母さん方と、知り合えて話ができたのも、同志みたいな気持ちで本当に助けられた。


今日、指導員のかたがたに
ありがとね。本当に助けてもらったよ!

と、末っ子は言われてお別れしてきた。逆にお礼を言われちゃうなんて!


何度も二人で帰った道を、今日最後に歩いて帰ってきた。

前に、末っ子。

もう、ついてくだけのわたし、なんだなぁ。

ずいぶん大きくなった後ろ姿にしんみりしちゃった夕方だった。