あんまりすごく満開なので、わたしたちは思わず走った。
夕方、友から
運動公園で花見するよ!
と、連絡が来て、
友と友の小さい四人の子たちと、わたしと末っ子で、テニスコート横の大きい桜の木の下で豚丼を食べた。
それから、わたしたちは星を見て、意味なくぐるぐる走って
あそこのすごい桜の下にいこう!
と、言うことになったのだった。
夜桜はいい。
暗闇に白が浮かび上がる様が何かの魔法みたいだ。
しかし、呼んだらすぐきたねー
と、友が笑いながら言う。
えー!だって、呼ばれたら、行くでしょう!!
だって、約束も何もしてないし、平日の夜なのに!!無理な人は無理っていうよー!
桜が最高潮の満開になるのに、平日も休日もないもんだ。
こんな素敵な夜に、誘われて出てこない方がどうかしてる。
桜の魔法にむせかえる。フワフワな足取りで帰路につく。
バイバイ。おやすみ。
ホントありがとう!!
また、思い付きで誘ってね!