クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

朴竜文庫 8(人質の朗読会)

2016年02月21日 | 朴竜文庫
小川洋子さんは私の大好きな作家のひとりです。昔、寺尾聡の主演映画で「博士の愛した数式」がありましたね。ご覧になった方もいらっしゃると思います。でも、映画より原作はもっともっと素晴らしい。今読み直しても全然色褪せないので、今日のお薦め文庫と併せて読んでみてくださいね。

さて、「人質の朗読会」です。
これ、下記写真にある紹介文の通り、中南米の某国に日本からツアーに出かけたグループがゲリラの人質となってしまうんです。ツアー参加者は互いに励まし合い生きる希望を持ち続ける中、ひとりひとり、自分の生きてきた道のりを語り合うんです。幸せ、後悔、家族、仲間のこと。


静謐で祈りにも似た語り口。

絶望の中に光を探し出すようにお話が続いていきます。

これは是非是非読んで頂きたい作品のひとつです。