養老駅の北東、県道213号線の脇に源氏橋という小さな石橋があります。
「源氏橋」の名前は1159年(平地元年)、平治の乱で平氏に敗北した源氏の棟梁源義朝が京都から落ち延びる際に、この地から舟で津屋川を下り愛知県知多郡美浜町まで落ち延びたことからつけられたと言われています。
もちろんその時は木橋でしたが、大正4年に現在の石橋に架け替えられました。
(ぎふ歴史的土木構造物より http://www.pref.gifu.lg.jp/kendo/rekishiteki-doboku.data/ibigawa.pdf)
◆源氏橋(げんじ)~津屋川/岐阜県養老郡養老町飯ノ木
竣工:大正4年(1915)
構造:石桁橋
撮影:2008/05/03
※養老町指定文化財
■親柱には大正四年三月架橋と刻まれています
■高欄外側には源氏の笹竜胆(ささりんどう)の紋のレリーフが施されています
■内側には矢が彫られています
■橋のそばにある石標~明治十三年多芸郡飯木村とあり、裏には源氏橋と彫ってあります